「普通でいなければ」

私の人生って、常に不安と不満しかなかったなと思う。今の状況で言えば、「本当に今の会社で働き続けるべきなんだろうか?」「他の会社で通用するほどのスキルは持ち合わせているのか?」「自分が本当にやりたくて、向いている仕事って一体なんなんだろう?」とか。挙げ始めたらキリがないけれど、仕事以外に関してもすべてが不安だし自分に対して常に何かしらの不満を持っている気がする。

今までだって、いい大学に入らなければ、新卒でいい企業に入らなければ、3年以上働き続けなければ、そこで人生は終わると思っていたし、それ以外に私が普通の顔をして生きていく方法なんてないと思っていた。今もそう思っている節はあるのかもしれない。周りを見渡して普通でいなければ、私の人生は足元から崩れていく。そういう感覚が常にある。他にどんな生き方があるのか、自分にはどんな生き方ができるのか、わかっていないのかもしれない。だから未来が常に怖い。

それが自分で選んだ道であれば

でも、実際には「こうあるべき」姿なんてひとつもなくて、普通から道を踏み外したところで人は生きていけるんだと信じている。だって、私はいい大学にも入れなかったし新卒も蹴ったし、最初の就職した会社を4か月だか5カ月で辞めている。気がつけば人生がぐちゃぐちゃに狂っていたけれど、それでもなんとか普通な顔をして生活できている、と思う。

私はいつもギリギリで普通の選択肢ができないし、少しだけ遠回りをしたり道が逸れたりする。それでも自分の選んだことについては一切の後悔がないのだから、きっと働き続けること・転職すること、どちらを選んでもきっと後悔はしないだろうし、満足のいく道を歩めるのだと思う。

ここまで書いているうちに、なんとなく気持ちが収まってきたような気もしているが、結局何をしたって不安や不満はつきまとうのだから、自分が納得のいく選択をしていくしかない。誰にも頼らず、誰のせいにすることもなく、ひとりで悩んで苦しんで、そのなかでもっともよい選択をしていくしかないのだ。

TEXT/あたそ