• special
  • 2013.12.13

密かな女子バトルが垣間みえる惨めな女子会

 AMライターのみなさんに今月の特集「女の敵は女」について、コラムを書いていただきました。
第1回は、連載「結婚と幸せの方程式」の中村綾花さん。
世界婚活をし、フランス人男性と結婚し、パリで生活をおくる中村さんが遭遇した恐い女とは…。

■密かな女子バトルが垣間見られる惨めな女子会


私の強敵はパリジェンヌ

中村綾花 AMライター 女の敵は女 パリ フランス 海外恋愛事情
by Yevy Photography

 ただいまパリは朝9時まで外は真っ暗で夕方の5時にはまた真っ黒になってしまいます。
夜長なんてもんじゃないです。雨なんか降ろうものなら一日中暗黒の雰囲気。
そしてこの国にも師走というものがあるのか、クリスマスプレゼントの買い出しに駆け出すパリジャンたちでショッピング街が激混みします。
パリ中心地にある我らがユニクロも入店待ちに並ばないといけないほどらしく、人ごみぎらいの私は怖くて近寄れません。

 このクリスマスに向けての意気込みやら、日照時間の少なさが影響するのか、私が思うにこの時期のパリの人々は最も攻撃的になっている気がして身構えてしまいます。

 だいたい何か嫌な思いをする事が多いのもこの時期です。
例えば、私が地下鉄から降りようとしたら、乗ってくる人が全くよけず体当たりしてくるとか、道端でガツガツ歩いて人とぶつかろうが知らんぷり、カフェのサーバーの態度が冷たすぎるという具合です。
ちなみにこのエピソードのお相手は全員女性です。
そう、いつもむかつくパリジェンヌが、追い打ちをかけて腹立たしくなる気がします。

 やはり、人肌恋しくなる時期に一人の女性は鬱憤がたまってしまうのは日本に限らずここフランスでも同じかも知れません。ただ、クリスマスは恋人と過ごさなければ! みたいな日本独特の脅迫はまずなく、家族と過ごすのが定番なので、そういうストレスはないはずなんですが…。

 他には、動物のようにケンカするパリジェンヌを路上で見たときには血の気が引きました。
ハンドバッグを振り回したかと思うとつかみ合って大ゲンカする40代くらいの(若いビッチとかではないんですよ!)マダム二人を見た事があります。
いよいよ髪の毛を引っ張り合うか! という時に、近くのカフェからムッシューが二人飛び出してきて彼女たちを止めていました。
パリジェンヌの本性を垣間見てたのと同時に、知り合いでもないのにケンカを止めに入るパリの男の優しさというか親切心を改めて感じました。

日本で見た恐ろしい女子会

 日本でも恐ろしい日本人女性の言動を身近に見た事を思い出しました。
それは、居酒屋で見た二組の女子会の模様です。

 一組は美味しい郷土料理が食べられる表参道の隠れ家的居酒屋での女性たち。
グループの中心にいるのはアラフォー女性は、お化粧も洋服もお金をかけているようで、郷土料理を前に赤ワインのグラスをなれた手つきで転がし、携帯電話で部下と思われる男性を次々と呼び出している様子でした。
周りには、既に呼び出されて駆けつけた男性(彼氏ではなく、ただの部下)が数名と、彼女を慕うような女性部下なのか友人みたいな女性が数人。
ともかく、どれだけ自分が男を電話一本で呼び出せるかを他の女性に自慢したい様子でした。
しかも、駆けつける男性に一人としてイケメンが一人もおらず、失敬!

 もう一組は渋谷の居酒屋笑笑にて。30代の女友達が二人で泥酔しており、最近の男関係の自慢らしきものをしているのですが、お互いの自慢が全然自慢のレベルに達しておらず、どちらかというとお互いがお互いに「自分の方がまだこいつよりましだ」と確認したい飲み会のようにしか見えませんでした。
終いには一人が泥酔のまま寝てしまったのか、トイレから出てこない事件も発生し、相手の女性がトイレに向かって話かけながらさらに倒れ込むという悲劇が展開されていました。
どちらの女子会も惨めすぎます。

 これからお酒を飲む機会が多いとは思いますが酔った勢いで、くれぐれも彼女たちのような失態をおかさないようにご注意ください。
人肌恋しい季節で寂しさがはち切れそうでも、いつかそれが懐かしいと思える日が来るはずですから。

Text/中村綾花


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