第45回目 彼と一緒に「お医者さんごっこ」しながら性感染症チェックが出来る検査キット
あなたのラブライフを充実させるラブグッズを女性目線でリサーチしていく「21世紀ラブグッズの旅」
名残惜しくも、今回で最終回です。全45回にわたり、女性目線で最新のラブグッズをご紹介してきました。
香港やマカオのアダルトエキスポのレポートなど、日本のみならず海外に飛び出したのも懐かしい思い出です。
有終の美を飾るアイテムに何をご紹介するか悩んだのですが…最後は、マジメ路線でいこうと思います。
自分の身を守るため、最低限の性の知識は持っておくべき
先日、私は「13歳からの男子の”性”を考える」シンポジウムに参加してきました。
日本の性教育の中でも手つかずになっていた「男子の性教育」にスポットを当てて、現状の課題と改善策を当事者と有識者でディスカッションするという内容でした。
今回の主催者であり、学生向けに出張性教育を行うNPO法人ピルコン理事長の染矢明日香さん、大学で20年以上性教育を行っている村瀬幸浩先生、泌尿器科の内田洋介先生など、「男子の性」に関わるプロフェッショナルによるお話はとても興味深く、メモを取る手が止まりませんでした。
シンポジウムに参加して、改めて、「男性は、月経・妊娠・避妊・性感染症の予防・女性が心地よいセックスに関する有益な知識を身につけることなく、ポルノをテキストにして大人になってしまうのね…」と痛感しました。
確かに、セックス・カウンセリングをしてきてわかったのですが、たとえ仕事ができる男性だったとしても、「性」に関しては未成熟な価値観を持っている方が多いんですよね。都市伝説のような俗説を信じてしまっていたり。
つまり、女性が健康的に心地よいセックスをするには、男性に任せるのではなく、自分で自分を守る知識を身につけて、それを男性に伝えていくことが必要なんです。