恋愛至上主義時代は終わった!「できないんじゃなくて、しない」処女童貞たち

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お店に来てくださる若いお客様のなかで、処女童貞の方が増えている実感があります。
処女童貞でなくてもお付き合いしていない男女の割合は非常に高いです。
そういう状況を若者の草食化と言って嘆く人もいます。
でもそれは本当に、若者の気質だけの問題なのでしょうか。

私が毎週土曜日に麗人として佇んでいるCampy!barは大都会新宿にあります。
お店には都会でもおかしくない格好をされたお客様がいらっしゃいます。
皆さまルックスも良く、モテなそうな感じはありません。
飲みに出て来るぐらいなので、それなりにコミュニケーションをとれる社交的な方が多いです。なのに多くの方々が恋愛をしていません。一体なぜなのでしょう。

私はこのような現状の要因は三つあると思います。

恋愛至上主義の終焉

一つ目の要因は社会が恋愛至上主義で無くなってきたこと。
私が中高生の頃はボーイミーツガールが当たり前で、皆カップルになるのが当然という強力な同調圧力が社会全体にかかっていました。
恥ずかしながら私も大学1年の頃、自分がゲイだとわかりながら、同調圧力に負けて女子に告白する寸前までいったことがあります。
結局、渡しませんでしたが、ラブレターまで書きました。
付き合ってからしたいことが全く浮かばず、直前になって世間体だけで付き合うことにうんざりしたからです。

小6の頃からゲイだと自覚していた私ですら女の子と付き合うことを検討したほど、当時の恋愛強制圧力は凄かったんです。ハッキリ言うとハラスメントそのものでした。
当然、その圧力を受けて鬱憤を溜まらせた世代が大人になると、同調圧力を弱めようと働きかけますよね。

そして恋愛への圧力がかからなくなった分、近頃は、一人でいる方が心地良いと言う人が多くなった。
これが、若い方が恋愛をしなくなった一番の要因だと思います。