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  • 2015.10.23

大好きな既婚上司に「2番目の女にしてください」と告白しました/山田玲司の男子更衣室

6年間好きだった11歳年上の妻子持ちの上司が好きすぎて「2番目の女にしてください」と頼んだは良いものの、その後の関係は進展しない…そんなお相手とハッピーな物語を描くことは出来るのでしょうか?

「モテる」ってなんなんだろう?
って、ずっと考えててさ、最近ようやくその答が出たんだよね。
「モテる」っていうのは、「相手の心の荷物を持てる人」だってね。
(キラッ)
 今月はこればっかり言ってる山田玲司です。バカですね、こんばんにゃ。
なんかこれ落語みたいで好きなフレーズなんだけど、まあ正直な話、誰も「相手の荷物」なんか持ちたくありませんよね。
できれば人生の荷物を持って欲しいですよね。
できれば自分まるごと抱えて欲しいですよね。天空の城まで連れて行って欲しいですよね。
でも、中には心の腕力が半端無くて、荷物の1個や100個くらい平気な人もいるんですよね。
そんな「心のマッチョ」になりたい山田玲司です。

 おかげさまで僕の新作漫画「スーパースーパーブルーハーツ」も、この男子更衣室をまとめた書籍「「おそらく彼は「もう1度話し合おう(涙)」と来ます。でも実は「しばらくほっておいたら、どうにかなるだろ」と思っています。」も大好評です。
なんかね、はあちゅうさんや末次由紀さんや、美保純さんまで推してくれてさ。
もうね。なんか自信ついたよ。これは絶対いい本っ!

 じゃあ、今週もいくぜ!にゃにゃーん。

妻子ありの上司と愛人関係でもいいから・・・
(みその・28歳・長崎県)

Q.
 山田先生、いつも連載を心待ちにしています。本も早速買って読み込み中です。私のバイブルにします。
私は今4年目の医師をしています。恥ずかしながら男性経験はありません。

 6年間ずっと好きだった、11歳年上の上司(既婚:妻子あり)との関係性がここ数ヶ月で激変してしまい、戸惑っています。
もともとは学生時代から尊敬していた人で、彼の仕事上の右腕になるべく、頑張ってきました。彼との関係は、二人だけで3次会したり、海外の学会の際は夜中に川辺を散歩したり、彼のホテルの部屋で飲んだりしていますが、今まで、お互いに指一本触れていません。

 変化があったのは昨年の夏です。道すがら手を繋がれて、その一ヵ月後には同じく夜道でハグをされました。その後は1年間何もなく、数ヶ月前に久しぶりに飲んだ後「あのとき、君にぎゅっとしてしまったから、自制して飲み会にはしばらく参加しないようにしてた」と言われました。そして「君がなぜ僕みたいな小さな男をそこまで評価してくれるのかわからない」と言われ(これ、2ヶ月に1回くらい聞かれます)、いつも通りそれを説明していて、私からハグしてしまったら、その後に先生からチューをされました。

 その後は私の気持ちがついに爆発。先月は生まれて初めて、愛の告白をしました。彼は嬉しそうに聞いてくれて、「本当にうれしい、そんなことを言って貰えたのは初めてだ、でも僕は結婚しているんだからどうしようもないんだ」と言われ、遂に「私を先生の2番目の女にしてください!」「私は先生を陥れたり、先生を無理やり自分のものにしようとはしません」と激白。彼は「俺だって君とそういうことしたい。でもそれはよくない」とか言われましたが、再び私からキスしました。

 今現在は、職場でもいつも通り、特にぎくしゃくはしてません。利己的で向こう見ずなことも、様々なリスクが伴うことも承知の上で、彼と結ばれたいです。愛人でもいいです。彼はそれを許してくれるでしょうか。そのためには私はどうしたらいいでしょうか。

山田玲司 恋愛相談 男の本音
©山田玲司

A.
 これはもう始まってますね。「何もかも」が(笑)
ここで誰が何を言おうと、ブレーキのないトロッコは走りだしてしまっているので止まりませんねー。

 文面に「幸せ」があふれてますもんね。これはもう避けられない「恋」という「落雷」にうたれちゃいましたねー。とりあえず、おめでとうございます。

 相手の先生の奥さんからしたら「泥棒ネコ」かもしれませんけど、その奥さんだって、ある日「旦那以外の男」に恋の落雷くらって「いたずらな子猫ちゃん」になる時が来るかもしれませんからね。
もちろん「ずっと「旦那一筋」かもしれませんし、すでに数人の男と天空の城に行っているかもしれません。それはその人の人生ですのでどうこう言える話ではないです。大人ですからね。

 ここに相談を送ってくれる人の中に多いのが「本当は好きじゃないかもしれないけど付き合ってる」とか「本当に好きになるって事がわからない」というお悩みです。

 なんか寂しいし、社会的にも1人でいるのはいけない感じがする、とか思って、必死に相手を探しても「本当に好きになれる相手」ってのは簡単には出会えなかったりするものです。

 なので、相談者のみそのさんは実は恵まれていて、自分でも「本当に好きな人に始めての夜を捧げられる」という幸運を逃したくないんですよね。

 実は僕は「2番」とか「愛人」という、相手に序列や階級をつけるような言い方があまり好きではありません。
これは小さな子どもに「パパとママどっちが好き?」と、聞く無茶な質問と同じで、「どっちも好き」という事があるわけです。
「そういう男ってずるい!」っていうのもわかりますけど、女も同じように「どっちも好き」って時がありますよね。(女性向け漫画はそんなのばっかりです)

 ちなみに僕は猫も犬もウサギも好きです。選べません。亀も好き。

「本当は私どうしたいの?」が大切

「本妻だから1番」とか「俺は亭主だぞ」とか威張っていられた時代はもう限界にきてて「本当は私どうしたいの?」「誰といたいの?」という気持ちを大事にする時代になってるわけです。

 貴方の中ですでに「彼に捧げる」という決心がついていて、それが揺らがないなら、その身持ちを正直に伝えて、彼にそのリスクを抱える覚悟がまだないなら、焦らないで、ただ「仲良く」していればいいと思います。

 もう火がついてしまって我慢できない?
ふふ。実は「ここ」が「1番盛り上がる時期」でもあるんですよ。
少しずつ「接触部分」を増やして楽しんでいたらいいと思います。
あなたは「迷惑はかけない」とか「2番でもいい」とまで言っているわけだから、それでも何もできないような男なら「寸止め」のまま撤退してもいいと思いますよ。

 あ、それやると絶対追いかけてきますよ。ふふ。
あとは御自由に(キラッ)

 リスクのない人生なんて、本当はどこにもないんですから。

「ままならない経験」が心を「マッチョ」にするんです。


Text/山田玲司

ライタープロフィール

山田玲司
マンガ家。インタビューマンガから新書まで幅広く手掛ける。

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