恋愛に必要なのはマネージメント力!すり合わせができる女になろう/ぼくら社川崎貴子さんインタビュー

 今回は、話題の出版社・ぼくら社のブログ内で、毎回バズる大変面白い恋愛記事を書き続けているぼくら社取締役の川崎貴子さんに、女子が恋愛することについてインタビューを行いました! 

前編はこちら→成長するにはセミナーより恋愛!20代女性に武器を持ってほしい

恋愛をうまくいかせるには
とにかく「すり合わせ」が大切!

―「離婚したら、幸せになれると思っているあなたへ」がすごい記事だと思ったんです。
身近な同世代の人たちを見ても、相手の条件とか性格や相性などを色々考えすぎちゃって、結婚を迷っている人が多いように感じています。
そういう人たちに向けてアドバイスもしくは、結婚に向けて気をつけた方がいいことはありますか?

川﨑:前回話した内容と少し被ってしまうのですが、できちゃった結婚をするよりは、同棲して一回シミュレーションした方がいいというのが一つ。
あとは、色々な体験を一緒にして、男女がたくさん話をすることだと思うのです。
条件は上を見ればキリが無いし、性格や相性が全部合う人なんていませんからね(笑)。

 ブログでもいつも「すり合わせ」って書いているんですけど、私はこの街が好き、あなたはここが好き、じゃあ二人で住むところはどこにするか、と。
間を取るのでもいいし、家は私の希望だけど、内装はあなたに合わせるね?という風に、色々なことをまろやかにすり合わせる能力が大事だと思います。
これはもう仕事でもそうなんですけど。
それができると、二人の違いが解決できるものなのか否かが分かってくると思います。
パートナーになりうる人と、デートをして、共通体験をたくさんして、とにかく話しをすることが重要だと思いますよ。
結婚生活は、皆さんが思うよりずっと長いですから(笑)。

―話をするって、「こういうことを思っているんだけど、どう思う」って聞くってことですか?

川﨑:
そうそう。同じ映画を観て、主人公についてどう思った?って。感想を言い合ってみるのもいいと思います。

―気持ちや考えていることを聞くんですね。

川﨑:
そうすると、この人は「こういう行いに関して倫理観がないんだ」とか、逆に「そういうところに気づくなんて優しい人だな」とか。
深く話せば話す程、相手の事を知ることができますよね。自分の価値観を知ってもらえるし。

―そこで、自分が許せないと思ったら、どうするか自分でジャッジしていくってことですよね。

川﨑:そうですね。あとは、結婚前に相手の家庭を見ることも重要だと思います。
家庭によってルールが違うじゃないですか。
ある家庭では、「お前バカだな」「太っているな」とかズケズケ言い合っても構わないとか。
その家庭に繊細な嫁が入っちゃうと耐えられなくて離婚になったりもします。「あのときに夫が守ってくれなかった」とか。
ズケズケ言い合うのが近いとか、仲が良い証、と思っている価値観の家庭の中で彼は育ったから全然気づかないんですよ。
かと言って、彼がそういう性格かというと社会で揉まれているから彼だけを見ていたら分からないんです。
ただお正月に帰省した時や家庭を持った時にその価値観に戻る。

 同棲するだけじゃなくて、彼氏の家に遊びに行く感覚で会わせてもらえるといいですね。
離婚の原因で「義理の家族と合わない」とか「結婚したら夫が変わった」というのはとても多いと思いますよ。

―なるほど!
価値観が違うと、一番困るのはやっぱり家族なんですね。

川﨑:
遠くてあまり会わなくていい家族だったら大丈夫だと思うのですが、1時間くらいしか離れてないと難しいかもしれないですね。
あとは、性格の不一致と言われるものは、DVとか酒乱とか分かりやすいものは置いておいて、それ以外だとコミュニケーション不足とか、生活の擦れ違いとか。
二人の時は仲よくても子どもができてから仲が悪くなる夫婦も多いですね。
子供の育て方や分担など、将来に向けての価値観も確認し合っておいた方がいいですね。