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  • 2015.06.07

結婚するとできなくなること〜どんどん増える心配ごと編〜

結婚さえすれば幸せになれる、という考えは果たして本当でしょうか?一人で生きたほうが楽しいこともあれば、逆に不安なこともあり、結婚してもたくさんの不安に襲われることもあるかもしれません…

旦那の食生活が心配で心配で…

中村綾花 AMパリ支局がお送りする 結婚と幸せの方程式 フランス 純愛
Pedro Ribeiro Simoes

 結婚すると当然ですが、1人の生活ではなくなります。 そうすると自分のことだけを考える生活はできなくなります。

 大切な人生のパートナーができたことで、その人がいなくなったら寂しいし、悲しい。だからなんとか健康で長生きしてもらいたいと思うようになるのです。

「結婚しさえすれば幸せになれる」と思い込んでいた私は、結婚後のある夜、強烈な寂しさと恐怖に襲われました。
同じベッドで寝ている旦那さんの寝息を聞いていた時、「彼の息がいつか止まる日が来る」ということに気づいてしまったのです。

 私は「自分がいつか死ぬ」ということを考えただけで眠れなくなるほどの人間です。それが、自分の人生に大切な人間が加わったことで「さらなる心配ごと」が増えてしまったのです。

 ほかにもこんな心配ごとがあります。旦那さんと寝起きを共にしてみると、彼は健康のために食生活を気にすることなんて頭にないことが分かりました。彼はただ、食べたいものを毎日食べて生きているだけなのです。
こんなとんでもない状態だと、ゆくゆく病気になるのは目に見えています。そこで料理が苦手な私は、なるべく野菜を多目の食事を作り、彼が甘いものを食べ過ぎてないか、塩分を取りすぎてないか、毎日監視していると言ってもいいでしょう。

 1人暮らしをしていたときだってろくに料理をしていなかった私が、大切な人のために毎日料理をする。そして、監視してしまう、この変化は結構疲れます。監視される彼だってたまったもんじゃないでしょう。彼は彼で、私の目が届かないところで時々隠れて外で好きなように食べているようですが…(笑)

結婚によって寂しさが増す?

 ある独身男性の人生を描いた、古いフランス映画があります。足フェチの主人公のイケメン男が、道端で出会ったキレイな足の女性に声をかけては家に誘います。彼は結婚なんてさらさら自分のスタイルじゃないと 、狩りを続ける独身を謳歌しているのです。
映画のラストシーンは、クリスマスイブ。セフレ女性たちに誘いの電話をかけても、留守番電話ばかり…。(フランスのクリスマスは家族行事なので実家に帰る人がほとんどなのです)つまらなさを感じた彼は家を出て外を歩くのですが、そこでまた足のキレイな女性を発見し、夢中で追いかけている途中…車にひかれて交通事故死する、というものです。

 お気楽な独り身を謳歌する人生も、寂しく終わってしまうことがあり、結婚をして家族をもっても、また寂しさを感じることもある。映画はこのことを考えさせるものでした。

 結婚をしたからといって、寂しさが減ることはなく、むしろ増えることもあるのです。

Text/中村綾花

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ライタープロフィール

中村綾花
ラブジャーナリスト/ライター。

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