昨年、おじさんからのLINEが「ウザい」「キモい」ということから流行した「おじさんLINE」というワード。SNSでは様々な「おじさんLINE」が晒されたり、女子同士で「おじさんLINE」を模して送りあう「おじさんLINEごっこ」が流行したりと、まだまだ記憶に新しいはず。
すでに様々なメディアで「おじさんLINE」あるあるや、「おじさんLINE」にならないようなコツが紹介されてきましたが、今回アドバイスをもらうのは、「おじさんLINE」とおそらく対極にいるホストの皆さん。
大切なお客様と毎日LINEをすることで関係を深めたり、一度も会ったことのない女の子が、何回かLINEのやりとりを経てお店に来て「初回指名（初めての来店から指名をする）」をしたりするなど、LINEのやりとりが売り上げに反映することも多分にある職業なので、我々一般人よりも真摯にLINEに向き合っているはず。
そんな、いわばLINEのプロに「おじさんLINE」を送らないための方法を聞くため、今回はLIBERTYのひまわりゆうさん、神奈唯さん、DeZonの美堂舞那様にご協力いただきお話を聞いて来ました。
LINEと密接すぎるホストの日常
ーー今回は、「おじさんLINE」を送らないための方法を聞いていきたいのですが、皆さんは「※ただしイケメンに限る」が適用されそうなので、皆さんの経験値から導き出した「おじさんLINE」にならない方法を聞いていきたいと思っています。
まずは、皆さんがどれくらいLINEに精通しているかを教えていただきたいので、一日に何人くらいと何通くらいやりとりをしているか教えてください。
- 唯
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その日によるんですけど、25～30人と300～400通やりとりしています。
- ゆう
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20人と100通くらいですね。
- 舞那様
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俺はLINEが得意というわけではないので、5人と20通くらいですかね。
ーーホストとして、LINEを使うときに気をつけていることや、心がけていることはありますか？
- 唯
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営業が1時に終わるんですが、営業後は、大切なお客様とかその日来てくれたお客様全員に必ず1時15分までに連絡を入れるようにしています。
- ゆう
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社会人の方と一緒だと思うんですけど、バイバイした瞬間、すぐにお礼を送るようにしていますね。ホストというよりも、マナーという感じかもしれませんが。
- 舞那様
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俺もすぐに送るのは気をつけていますね。あとは、特に大切なお客様は、ピン留めをして上に表示されるようにしています。
- ゆう
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あ、ピン留めは僕も使っていますね。やりとりする人数が多い分、流れてしまうこともあるので。
ーーやっぱり、こまめな連絡はどこの世界でもマナーとして大切なんですね。ホストっぽいLINEの使い方、は何かありますか？
- ゆう
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僕はあんまり男が絵文字使うのって好きじゃないんですけど、ここぞ！というときにハートを使うことはありますね。アメムチじゃないですけど、がっついている男ってやっぱり女の子ウケは悪いので。
- 唯
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LINEって、自分と会っていない時間に連絡を取り合うツールじゃないですか。なので、会っているときの会話以上にLINEでの会話は大切にしています。あと、どうしても忙しくて返信したくてもできないときは、一言「あとで返信するね」「あとで電話するね」を送るようにしています。
- 舞那様
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普段あんまりスタンプって使わないんですが、「○○、おはよ」「○○だいすき」みたいな名前スタンプは、お客様の名前分買っていますね。
ーー名前スタンプはすごいですね。全然好きじゃない人から送ってこられたら「きもい」を通り越して「こわい」となりそうなので、そこはホストということと、「※ただしイケメンに限る」ということだと思います。
おじさんのバリューは金とユーモアのみだから･･･
みなさんのホストとしてのLINEの使い方はお伺いできたので、本題の「おじさんLINE」にならないようにする方法を聞いていきたいのですが、まずは実際にやりとりされた「おじさんLINE」を見ていただいて、素直な感想をいただきたいです。
- 舞那様
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俺、まじでハートが弱いので、素直にすごいなって思いますね。無視されたらもう絶対に送れない……（笑）。
- ゆう
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なんか一文一文が重いんですよね。内容であったり長さであったり。多分それが「おじさんLINE」として嫌がられちゃっているんじゃないかな。だって、返信が来ていないのに長文送るのって、仲良い男友達から来ても女の子は戸惑うと思います。
- 舞那様
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そうですね。あとは一方的な感じなのが、すごくTwitterっぽいというか。いま食べているものの写真を送ってくるとか、よっぽど興味ある人、それこそ大好きな芸能人くらいじゃないと、どうでもいい情報ですよね。知らねーよっていう。
- 唯
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こんなに女子たちがインスタ映えを気にしている時代に、こんな適当な写真を送られて来られたら、逆にネガティブな印象を持っちゃいそう。
ーー確かにそうですね。自分に厳しい分、相手にも厳しくなるのはあるかもしれません。
- ゆう
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僕、おじさんのバリューって、お金とユーモアだと思うんですよ。お金がない、かっこつけたい年ごろの若い男子には絶対に出せないところなので。とすると、例えば写真を送るにしても、もちろん関係性にもよりますが、snowで変顔と送るとか、そういう、女の子が笑ってくれるような写真を送るといいかもしれませんね。