「初デートでサイゼはない」派の女の子たちへ!男性だって変わるんだからもったいない

初デートはビール100円の居酒屋

カフェでほほえむ外国人カップルの画像 Printergy

夫との初デートは、新宿の居酒屋でした。「19時に新宿で待ち合わせ」とだけ決めていたところ、向かっている最中に「今日だけど、行きたい店ある?」とメールが。しかし、相手の財布の具合がわかりません。
当時の夫は「牛丼太郎とさくら水産が大好き」と公言していたことから、飲食物にあんまりお金を掛ける気がない人かもしれないということと、とりあえず安い分には文句はないだろうと思い、「新宿にビールが100円の店があるんだけど……」と返信。すると「俺は行ったことがないけど、友達が噂をしてた! ぜひ行ってみたい!」と賛同されて、歌舞伎町のラブホテルを改装した『ア〇プス』という居酒屋にエスコートしたのが、今から8年前の話です。

ア〇プス系列といえば、都内にある激安居酒屋チェーンとして、今でこそわりと広く知れ渡り、いろんなお客さんが来るようになりました。でも、当時のア〇プスは、「喧嘩が起きないように、2階は芸人、3階はバンドマンを優先的に案内していて、目につきやすい1階はスーツを着たサラリーマンを座らせて、外から入ってきたお客さんを安心させている」なんていう黒い噂もありました(注意:あくまでも噂です。そもそも同じジャンルの人を集めたほうが喧嘩が起きそう)。これ、自分から提案したからいいものの、夫のほうから「ア〇プスでいい?」なんて言われていたら「もうちょっといい店を……」って思っていた気がします。

そして、8年の間に、夫は少し変わりました。わたしと付き合う以前は、チェーン店の居酒屋でばかり飲んでいたそうなのですが、わたしに引っ張られてチェーン店以外の様々な店に行くように。反対にわたしは、湘南の田舎暮らしから都内に戻ってきたことで、飲みの頻度がおおよそ平均週6回(笑)にぐっと増え、1度の飲み代を節約しようとした結果、徐々にお通し代がかからないファミレスでばかり飲むように……。そしていまは、出産を期に滅多に外に飲みに行くことが出来なくなったので、「せっかく外に出るなら、美味しいものが食べたい!」と考えるようになって、韓国料理やインドカレーやトルコ料理屋といった、料理をメインに楽しめる店に行くことが増えました。