恋人が落ち込んでいる時に出来ること/はあちゅうの女の本音

恋人が落ち込んでいる時に出来ること

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 楽しい時間を誰かとシェアしたいのは当たり前で、
願わくば、24時間365日「楽しい」の連続であってほしいけど
そううまくはいかず、上り坂も下り坂もあるのが人生。

 楽しい時に側にいて欲しい人はたくさんいるけど、
辛い時に側にいて欲しい人の顔は、そんなに
思い浮かびません。だから、私にとって
「辛い時も一緒にいたいかどうか」
は愛情のひとつのバロメーターになっています。

 昔付き合っていた人は、格闘家で、
肩に大きなケガをしていました。
私と会った時はケガが原因で一時的に
お休みしている時でしたが、
格闘技を再開したくて、
いろいろなお医者さんに通っていました。

 だけど、ある日、頼りにしていたお医者さんに
傷が一生治らないこと、
プロの格闘家としては今後二度と活動できないことを
告げられてしまいました。

 その時の絶望しきった彼の姿を見て、
恋人って無力だな、と心の底が、
しんと冷えるような悲しさを味わいました。

 人生はひとりひとりのもので、
誰かの辛さや悲しさを代わってあげることは出来ません。

私の肩と、変えられるものなら変えたかったけど、
そんなことは出来ないし。

 起こったことがたとえどんな問題であろうと
解決法を恋人に提示できる人はいません。
人生における試練は、
その人に帰属していて、対峙するのも、立ち向かうのも本人だけ。