恋愛コラムぐらい私にも書けそうじゃん、そう思ったら読んでください。

AMの2019年1月特集「恋愛コラムを書くために」

2019年1月特集『恋愛をコンテンツにする』の第二弾は、AMライターの菊池美佳子さんによる「恋愛コラムの書き方」です。菊池さんが考える、恋愛コラム執筆のコツとは?

▼特集第一弾
【峰なゆか×いつまちゃん】恋愛をコンテンツにしたら人生変わった!対談

いま恋愛コンテンツが流行ってるのはなぜ?

現代は、インターネット上に「恋愛コラム」と呼ばれる読み物が点在する時代です。プロアマ問わず、恋愛コラムニストと呼ばれる方々が、読者の恋愛を後押しすべく、さまざまなテクニックを提案しています。

筆者が20代の頃は、恋愛コラムというコンテンツは存在していませんでした。存在していたのかもしれませんが、今ほどメジャーじゃなかったはず。
そんなふうに振り返ると、今ってまさに、恋愛コンテンツが大流行している時代なんですよね。ここ10年くらいの流れでしょうか。
婆さんみたいなことを言っちゃうと、今の人は幸せですよ。恋愛で迷った際、チャチャッとググれば、いくらでも恋愛コラムに行き着き、自爆を回避できるのですから。

それにしてもなぜ、今ってこんなにも恋愛コンテンツが流行っているのでしょう?
理由は至ってシンプルで、現代人の恋愛離れが加速化しているから……このひと言に尽きますね。ひと昔前は、お年頃になったら普通に恋愛して、何度かの別れと出会いを繰り返し、三十路を迎える頃には結婚というテンプレートが存在していました。

恋愛離れが加速する世の中のイメージ画像

しかし現代は、生き方が多様化しています。恋人を作ることや、結婚することに重きを置かない現代人が急増している中、恋愛するということは、普通にあらず!
恋愛するって、けっこう敷居が高いことどころか、贅沢といっても過言ではないくらいです。そう、恋人という存在はもはや贅沢品レベル! だからこそ、恋人をゲットし恋愛をするためのコンテンツが、こんなにも必要とされているのでしょう。

この記事に辿り着いた皆様は、これまでさまざまな恋愛コラムを読み漁ってこられたであろうと、お見受けいたします。その結果、いま現在ハッピーな恋愛ができているのだとしたらノープロブレム!
もし、いま現在がハッピーでなければ、「恋愛コラムを読む」というやり方にテコ入れする必要があるでしょう。

恋愛コラムを「読む」のではなく「書く」

ひとくちにテコ入れと言っても、色んなやり方があるでしょうけど、この記事では「読む」のではなく「書く」ことをご提案したいと思います。そう、貴女サマご自身が恋愛コラムニストになって、恋愛コラムを書くのです。
もちろん、いきなりウェブメディアの「恋愛コラムニスト募集」に応募しましょう、という大げさな話ではございません。コラム発表の場は、アメブロやnote、はてブなど、誰でも文章投稿できる媒体が多数存在しますから、まずはそこから始めましょう。

「書く」というアクションにはものすごいメリットがあると筆者は考えます。
ちょうど新しい手帳を使い始める時期ですが、書くことで夢を叶える魔法の手帳系ってすごく人気がありますよね。書くことで、自分の目指す方向性が文字として視覚化され、その視覚刺激から志気が高まり、結果として夢が叶っているのでしょう。

恋愛コラムも似たようなもんですよ。頭の中でモヤモヤしていることをいざ文字にすると、「私ったらこんなキモチに陥っていたのか!」と確認できます。
自分のキモチだけでなく! 相手男性のキモチを文字に起こすって、具体的に想像することに繋がります。その結果、現状把握と今後の方向性を見出すことができるのです。

恋に悩む女性のイメージ画像

恋に悩んでいる女性って、どいつもこいつも馬鹿のひとつ覚えのように、「カレのキモチがわからない」と唱えますが、筆者は思うのです。「本当にわからないのか?」と。わからないのではなく、わかろうとしていないだけであろうと。

筆記式の入試と同じように考えましょう。わからない問題があっても、とりあえず何らかの回答は書きますよね。白紙で出すよりも、とりあえず何か書いておけば、当たるかもしれないから。
恋愛において、カレのキモチがわからないようなシチュエーションに遭遇した際も、コラムとしてとりあえず何か書くことで、見えてくるものがあるはずです。

例えば、「寂しいぉ」「会いたいぉ」を連投LINEしたら、ブロックされたという事象に対して。頭の中だけで考えていると、「なぜブロックされたのか、カレのキモチが わからない」で止まってしまいます。
しかし恋愛コラムとして書くことで、「カレは、私からの連投LINEが面倒になり、もう関わりたくないからブロックした」など、現状把握できるのです。そこから「潔く諦める」なり「期間を空けてSNSにイイネを押す」など、今後の方向性が決定するのです。