青木裕子のテレビ的でない危険な目つき

 ここで、もう一人の名前を出します。

 青木裕子。

 ここだけ、特に厚く軟膏を塗りたい気持ちでいっぱいですが、言わずと知れたフリーアナウンサーであり、今年、矢部浩之との入籍を発表。
先日、妊娠も発覚しました。

 かねてから、局ディレクターとの不倫や、番組ADとの同棲が報道されるなど(真偽はともかく、そういう噂を立てられてしまったという意味において)、他の一般的な女子アナに見られる「ソツのなさ」「したたかさ」「プロスポーツ選手と結婚したそうさ」などとは一線を画す、独特のメンタリティを漂わせていた彼女。

 その言行不安定な感じは、はからずも矢部との結婚によって前面化します。

 あれはたしか、『めちゃイケ』が番組で2人の結婚披露宴を行った特番だったと思いますが、初めて矢部とのツーショットを公の前で見せた彼女がですね、ちょっと、テレビに出せないくらいの勢いで、アレだったのです。

 矢部に依存しきったような、すがるような目つき。
カメラをまったく意識できていない、プライベートな表情。

そこには、バラエティの枠から完全にはみ出した、おいそれとイジることすらできない、完全に自我を預けてしまったうっとりとうつろな女性の姿がありました。

 いや、これもう何をどう言っても誤解されそうなんですが、決して誰かを悪く言うつもりはないんです。
人の幸せに茶々を入れる気もファッキン・ネバーありません。

 ただ、矢部のような男性の持つ、ズブズブの安心感と底なしの許しという深みにハマることが、青木裕子のようなタイプの女性にとっては、ときにますますの脆さと不安定さを引き出してダメになっていってしまうこともあるのではないかと思ったわけで。

 そういう意味では、彼もまた彼女にとっての「ダメ男」かもしれないわけです。

 これからの時代、「ダメ」の定義もまたややこしく複雑に入り組んでいくのだと、これはそういうデリケートなお話なのです。

Text/福田フクスケ

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