急に訪れた体の不調、対策としてはじめたピル。
29才の頃、体型や体調に変化が訪れました。
急に蕁麻疹が出てしまって全身かゆみに襲われたり、肌が今までにないくらいボロボロに荒れたりと、体調が思わしくない日々が続いたのです。そして、生理。今までにないほど重たくなり、生理前となると体が熱くなり、汗がダラダラと止まらずのぼせてしまったり、生理2日目なんかは1日部屋で寝込んで動けないような状態になってしまいました。
あんまりにも辛いので病院へ相談に行くと、「早期更年期っぽいねぇ、ピル試してみましょうか?」と言われました。
血液検査をして問題がないかを確認した後、ピルの処方・服用がはじまります。理由は肝臓に負担がかかる等の副作用の報告もあるからだそう。この血液検査は定期的に受けなくてはいけません。また、ピルを含むホルモン剤は血液を固まらせやすくする副作用もあるらしいので、愛煙家、肥満、高血圧、年齢……など飲まないほうがいい場合もあるようなので気を付けましょう。
さて、前置きがながくなりましたが。
私の場合は、生活に支障が出るくらいしんどかったので、デメリットも承知でピルを取り入れました。飲んだら割とすぐ体調がよくなりはじめ、ピルを飲んではじめての生理予定日から血はほとんど出なくなり(個人差あるのかな?)、まずナプキンがいらなくなりました。おりものシートで十分事足りる感じです。かなり快適で楽ちんでした。
精神的な不安定さやイライラもなくなり、心は穏やかになりました。あの生理前のこの世の終わりみたいな気持ちや、すべてのものにピリピリするような怒りの感情もどこかへ行ってしまいました。太るという情報もあったので心配でしたが、特に太ることもなく、何より助かったのが“のぼせ”と“寝込むこと”がなくなり、仕事に支障が出なくなったこと。母子家庭の自分には働けないと本当に困ることなので。
しかし、ピルを飲み始めて1年くらい経ったころ、子宮がん検診でひっかかります。再検査となり、お医者さんから「再検査までピルをやめましょう」と言われ、私のピル生活は終止符を打ちます(ちなみに、子宮がんの再検査の結果、問題なし。再々検査も問題なし)。
そんなピルなし生活を1年送っていると、新たな発見があったんです。
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