LAで出来事を話すと…
最初に妊娠を告げられた時は、自分がお母さんになるのかぁ……と何だか不思議な気持ちになったけど、子供を失って気づく自分の中に芽生え始めていた母性。
その後、仕事で再び久しぶりにLAに行くようになり、取引先の人と会わなかった期間に起きたこの話をしました。すると、「1人目の子供は流産してしまったのよ……」という話をたくさん聞いたんです。体感ではあるけれど、最初の子供を流産などで失っている女性は意外に多いんだな、と思いました。
様々な国のたくさんの女性とこの悲しい体験を共感出来た事でとても励まされ、ようやく悲しみから立ち直り、歩き出すことができました。
その後、大きくなっていたお腹がしぼんでたるんで、体重も増えてすっかりぽっちゃり体系に。そんな中、生理が来なくなり「生理不順?」と思って検査に行った病院で告げられたのは「妊娠5カ月目ですね」という言葉(絶句)。
痩せないなとは思っていたんですが実は、妊娠してたんです。つわりも無かったし体調も良かったので、全然気づかず。今思い出すと、つくづく自分はダメな母親というか。当時は母親になる準備も何もできてないまま妊娠しちゃったんです。
そんなこんなで、2度目の妊娠は何事もなく無事に出産まで行きましたが、最初の妊娠から実に2年間の間にわたって私のマタニティ生活が続いたわけです(実に長かったです……)。
ここで、一人目の妊娠から二人目の妊娠まで期間が短いなぁ……と気づいた方もいらっしゃると思います。
そう、妊娠というのは女性一人でするものではないですね、男性がいて初めて成り立つのです。当時、死産した直後の私が身ごもってしまったのは……体調(コンディション)万全な妊娠とは言えなかったでしょう。
女性の体のことを考えてくれない当時のパートナーに、好き勝手にさせてしまったこと。そしてその行いを拒否する強さを持てなかった当時の自分…思うところが多いです。
世の中の男性諸君へ私は言いたい。結婚してる嫁だからっていつでもセックスしてOKというわけではありません。嫁はあなたの性奴隷ではありません、パートナーの体調と気持ちをよく考えてください。
もしあなたが有り余る性欲と精力を持っていて、それを発散したいのであれば「オナホを使う」いう選択肢も持ってください。
結婚してると旦那に求められた時に断るのって、相手の気持ちとか考えるとかなりプレッシャーになりますよね。でも今思うのは、あの時に素直に自分の体調と気持ちを伝えることをすれば良かったかなと思います(自分の身を守るために)。それは夫婦の関係の改善にもつながったかもしれません。
そんな大変な思いはしましたが、やっと出会えた我が子は言葉に出しては恥ずかしくて言えないけど宝です。
女性達よ強くあれ! 自分で自分のことを守ってあげないといけませんね。自愛しましょう。
今回は「妊娠と私」について書かせて頂きましたが、次回は「ピルと私」について書きたいと思います。
Text/ワイルドワン広報Yuka
初出:2019.09.18
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