先入観なく受け入れてもらえる世の中に
「お仕事は何なさってるんですか?」と初見の人に必ず聞かれるのですが、現在では嘘をつくのも面倒なんで「アダルトグッズの会社で働いてます」と答えております。するとみんななんだか、悪いことを聞いてしまったかのような気まずい表情や、なんだか申し訳なさそうにしてくるんですよね。でもそんな表情にはもう慣れてしまいました。そんな表情をしてしまう人の気持ちもわかるからです。
この仕事をしてから、アダルトビデオを作る人、アダルトグッズショップで働く人、アダルトチャンネルを作ってるTV局でお仕事する人、セクシー女優さん、セックスワーカー、女王様……などなど。ありとあらゆる性にまつわるお仕事をしている人たちと出会う機会に恵まれました。そのすべてのお仕事に関して私は偏見を持ってました。でもそのお仕事ひとつひとつについて、知れば知るほど学びが多いし、先入観で勝手に思っていたイメージと全然違うことが多いです。知れば知るほど偏見を持っていたこと、勘違いした目で見ていた自分が恥ずかしくなりました。
アダルト業界の人たちと、なかなか関わることがないという方は、ぜひイベントなどに参加してお話を聞いたりする機会を持ってもらえたら嬉しいです。イベントに行くのはハードル高いかもですが、最近は配信系の番組でアダルト業界の人たちがコメンテーターとして出演する機会も増えているので、メディアにアダルト業界の人が出ていたら耳を傾けてみてください。
アダルト業界のみならず、偏見をもたれる職業って他にもいろいろあるに違いない。先入観は持たなように、さまざまな業界の人の話を聞いてみて見分を深めていきたいですね。
「バイブバー」ではアダルトグッズのメーカーさん、セクシー女優さんをゲストに招いたり、また性癖をテーマにしてみたり……と色々なイベントを企画し開催してますので、自分の知らない業界の人の話も聞いてみたいと思っていただいた方はぜひお越しください。
バイブバー発信の小さな活動ですが、いつか「アダルトグッズの会社で働いてます」と自己紹介したときに、先入観なく受け入れてもらえる世の中に一歩近づけたらいいなと思います。
最後にアダルトグッズの会社に勤めて、毎日めっちゃ楽しいです! とご報告させて結ばせて頂きます。今回は「仕事と私」について書かせて頂きましたが、次回は「妊娠と私」についてです。
Text/ワイルドワン広報Yuka
- 1
- 2