疲れるし突かれたい!フェラと騎乗位の終わらせ方

語られない「終わらせ方」

女性が白い手の平をこちらに向けて拒否している画像 Foundry

 セックスで、我々女性側が攻め手を担う三大プレイといったら「フェラチオ」「騎乗位」「前立腺攻め」です。前立腺攻めに関しては、あいにく筆者には実践経験がないので、この記事では割愛しますね。

「エロ文章で生計を立てている身でありながら、前立腺攻め経験がないとは何事だ!」というお叱りはごもっとも! ですがこれまでのセックス人生で、「俺の前立腺を攻めてくれ」とリクエストされたことが一度もないため、経験の仕様がなかったのです。かと言って自分から「前立腺攻めを試してみたいんだけど」と提案するほど、前立腺攻めに興味があるわけでもなく。

 言い訳はこれくらいにして、この記事では「フェラチオ」「騎乗位」の話を書きたいと思います。いまさら超・定番に戻った感てんこ盛りですが、先月催されたAM編集部員さんのトークイベントでチラッとこんな話題が出ておりまして……。

「フェラチオの終わらせ方がわからない」
「終わらせ方がわからないといえば、騎乗位の終わらせ方もわからない」

 というわけで今週のテーマは「終わらせ方」です。そういえば、ダメ男やキモチが冷めた彼氏との終わらせ方に関するハウツーはごまんと溢れているのに、フェラチオ及び騎乗位の終わらせ方って、あまり語られていないかも。

 まずはフェラチオから。ミシュラン3つ星レベルに美味しい男根なら、いつまでも永遠に舐めていたいかもしれませんが、そんな男根は存在しません。相手男性への愛情表現として、もしくは己のフェラテクを知らしめすため開始したフェラチオも、「ぼちぼち終わらせたい」と思う瞬間が来るでしょう。

 その理由はただ1つ、疲れてきたから。だからと言ってバカ正直に「疲れてきたからやめていい?」では角が立ちます。筆者は、硬くなってきた旨を褒め称え、挿入する流れへと持ち込むパターンが多いです。「すごい硬くなってきている」「そろそろ挿れちゃおうか?」この二言で、たいていはうまくいきますよ。

 稀に、「もっと舐めて」とフェラチオ続行を打診されることもあります。そんなときは心の中で舌打ちしつつ、フェラチオを続けることになるんですけどね。ここで肝心なのは思考の切り替えです。フェラチオし続けることを楽しいと捉えられたら、気分も乗ります。

 では楽しいフェラチオとはどのようなフェラチオでしょうか? AMのトークイベントでは「反応があればフェラチオは楽しい」という意見が飛び出しました。言われてみれば確かに。感じているんだか感じていないんだか、明確な反応がないとフェラチオはつまらないです。むろん、一般男性に向かって、AV男優のように反応しろと求めるのは酷。

 でもたまには、喘ぎ声を聞かせてくれたり、「気持ちいいよ」などのセリフを囁いてほしいですよね。なのでフェラチオ続行を打診された際は、「(フェラチオが)気持ちいいの?」と、確認質問を投げかけましょう。相手男性からは当然、イエスと返ってくるはず。すかさず、「私、そんなに上手じゃないからどうなのかなーって思った」と謙遜しましょう。明確な反応がないから、自分のフェラチオはヘタクソなのではないかと不安になっていた旨、ニュアンスとして伝わります。そこから、もうちょい反応せねばと、男性側の意識が切り替わっていくでしょう。