セックスしたら付き合いたいのが女性?ヤリチンの「自惚れ」を阻止する打開策

付き合いたい」と思ってるヤリチン

筋肉質な男性の画像 Tim Mossholder

I嬢「女性側が交際したいと勘違いしているヤリチンも悪いヤリチンだと思います」
筆者「kwsk」
I嬢「女性はセックスしたら付き合いたいと思っているはずだ、みたいなことを頑なに信じているヤリチンのことです」

 なるほど!これは「悪いヤリチン」に限らず、大半の男性がそのように捉えている節があるように感じます。しかし男性たちにそう思わせているのは、我々女性側にも原因があるのかもしれません。

 筆者もこれまで何度となく、「女性とは、仮にヤリマンキャラを気取っていたとしても、本音ではちゃんとお付き合いしたい生き物である」と書いてきましたから。その本音を言葉に出すことはなくても、「雰囲気感」でなんとなく伝わってしまうのでしょうね。その点では申し訳なく思っております。ホントはちゃんと付き合いたい組合を代表して、全ての男性へ向け陳謝致します。ペコリ。

 腹立たしいのは、女性側が「どうやらちゃんとしたお付き合いには発展しないようだ」と潔く認め、サクッと引いているにも関わらず、いつまでも身構え続けるオトコ共です!担当編集I嬢も、「わざと連絡を怠ったりとか、雑に扱ったりとか。いや、別に付き合いたくねーよ!」と、シャウトしておりました。

 おそらく彼らは、「ちゃんと付き合う意志があると、勘違いされたくない」という理由で、連絡を怠ったり、雑に扱ったりしてくるのでしょう。どんだけ自惚れ屋さんなのでしょうか?こっちはあくまでも、人として接しているだけだというのに。

 打開策を「7つのメソッド」的に幾つかご提案できたら良いのですが、あいにく2つしかありません。というか、筆者自身は2つしか実践したことがないので、ほかに方法があれば是非ともAM編集部までお寄せ頂きたい!

自惚れを阻止する打開策2つ

 筆者がこれまで実践してきた打開策1は、セックス後はこっちから一切連絡しないということ。勝手に身構えるオトコに、不快な思いをさせられたくないですからね。だったら、「ご安心ください、貴殿を追いかける意志はゼロですから」というアピールとして、連絡しないのが一番わかりやすいです。

 これは過去の連載から何度か書いていることですが、筆者は「ごちそうさまLINE」すら送りません。メシを奢られたらお礼LINEを送るのがマナー、そんなことは百も承知! しかし筆者にとっては、礼節を欠く己よりも、「俺サマに連絡するための大義名分として、お礼LINEを送ってきやがったな」と勘違いされることが不快でたまらないのです。

 打開策2は、事前告知しておくこと。セックス前の、酒を酌み交わしている段階で、「セックスするとオンナは皆、付き合ってビームを出すと決めつけているオトコが多い」ということを具体的に愚痴るのです。「こっちはメシをゴチになったお礼としてLINEしただけなのに、勝手に身構えて何日も既読スルーするとか、どんだけ自惚れ屋さんなのかね」など。そのうえで、「○○君はそういう類の男性とは違うよね!」と、目の前にいる相手をヨイショします。

 公衆トイレの貼り紙効果と一緒ですよ。「いつも綺麗にご利用頂きありがとうございます」の貼り紙で、利用者のマナーがだいぶ向上したという話は有名ですよね。人間には、期待に応えたい心理があるのでしょう。「○○君はそういう類の男性とは違うよね!」と期待をかけることで、身構え行動は阻止できますよ。お試しあれ。

Text/菊池美佳子

次回は <なぜ愛のないセックスができるのか?「愛社精神」に置き換えて考えてみよう>です。
テレビ朝日で放送されている、三浦春馬さん主演のドラマ『オトナ高校』を観て菊池美佳子さんが考えたのは、愛のないセックスができる男と愛がないとセックスできない女について。分析するキーワードは「愛社精神」……?