お互いさまだし神様は忙しい

次は「2」。こっちはちょっとだけ理解できます。心の底から愛しているA君という存在がありながら、B君やC君にも愛想を振りまくことに、罪の意識を感じてしまうのでしょう。……大丈夫ですよ、お互いさまですから!
もしかするとB君やC君だって、片想いしている女性がなかなか振り向いてくれないから、あなたと同時進行しているのかもしれません。そんなふうに考えると、罪の意識なんぞ一瞬で吹っ飛ぶでしょう。

そして「3」。自分自身に対して「罪の意識」が芽生えるケースもあるようです。「好きな人がいるのに、ほかの人とセックスしている」という行為自体が「罪」でるという考え方。「ばちが当たるんじゃないか」とか「神様が見ていて、うまくいくはずだったA君への片想いが、うまくいかなくなるかもしれない」など、ややスピリチュアル寄りの不安です。
大丈夫ですよ、神様はお忙しいでしょうから、あなたとB君・C君とのセックスまで見ている暇はないでしょう。「ばち」に関しても、筆者自身、同時進行をしてばちが当たったことは一度もないので、ご安心くださいませ。

Text/菊池美佳子

初出:2017.09.18

次回は<ヤリチンは3つにわけられる。良いヤリチンと悪いヤリチン、そして「阿呆なヤリチン」だ>です。
今週の菊池美佳子さんのテーマは、良いヤリチンと悪いヤリチン。「好き」「愛してる」など愛の言葉で女性をその気にさせるのが悪いヤリチンで…いや待てよ。その中にはもしかして、「阿呆なヤリチン」も含まれているのでは…?