生まれたての赤子を扱うような気持ちで

 セックス相手の陰嚢とのファーストコンタクトは、生まれたての赤ちゃんを撫でるような気持ちで接しましょう。

STEP1 逆さいい子いい子

 まずは、手のひら全体を使ったソフトタッチで様子見です。
陰嚢を下から支えるようにホワッと手のひらで包み込みます。
亀頭ローリング愛撫の「いい子いい子」の逆さバージョンだと思ってください。
手のひらで玉を転がしながら、「痛くない?ここ、触っても大丈夫?」と確認しましょう。

STEP2 ぷにキスと手コキの同時愛撫

 彼から「触ってもOK」が出たら、次は、愛撫のテクスチャーを変えるために、唇でソフトタッチです。
その際、陰茎が邪魔になるので、そっと片手で持ち上げ、そのまま軽い摩擦を続けます。
陰嚢へのキスは、唇が陰嚢の表面に触れるか触れないかの距離感を保ちます。
そうすると、あなたの唇の表面にシワや陰毛の感触が伝わってきます。
時々、唇の柔らかさを伝えるように、ぷにっと唇を押し付けましょう。

STEP3 白玉ソフトバキューム

 女性向けのテクニック本で、陰嚢のオーラルテクニックについて「睾丸を口に含み、左右に転がす」「引っ張るように強く吸い込む」と解説しているのを見かけたことがあります。
はじめに説明した通り、陰嚢愛撫は好みが分かれるところですので、オーラルテクニックもはじめから強い刺激は避けましょう。
イメージとしては、ぜんざいに入っている白玉を口の中に吸い込むように、過剰な圧をかけずにそっとバキュームをかけます。
STEP2のぷにキスの合間に白玉バキュームをはさみ、彼の反応を見ます。

 セックス中の陰嚢の扱いに困り、見て見ぬ振りをしている女性も多いと思います。
蹴られたり、無視されたり、不遇な扱いを受けてきた陰嚢にやさしい眼差しを向けることで、冬の雪どけのように、固く閉ざされた官能の扉が開き、新たな性感帯として開花されるかもしれませんよ。

 次回も、引き続き、陰嚢ネタです。
同時イキを狙うなら陰嚢の存在を再認識する必要があるんです。

 つづく

Text/OLIVIA

次回は<未知の快感を味わいたい!夢の「彼と同時イキ」するヒント>です。
OLIVIAさんの元に来る相談者のお悩みで多いのが「オーガズムがわからない」。オーガズム未経験者だからこそ、オーガズムにランクをつけてしまい、セックスの本質を見失ってしまうことも。オーガズムにランクはないけれど、今回は多くの未経験者が理想とする「彼と同時イキ」について考えてみましょう。