愛妻家キャラにこそ要注意!?

「なんだかんだで妻の元へと帰っていく」と書きましたが、クソ野郎両名は、仲間内では愛妻家キャラで通っていました。知り合うきっかけになった飲み会でも、妻の手料理の話題や、まもなく子どもが生まれる喜びを饒舌に語っておりましたから。筆者が思うに、愛妻家キャラ男性ほど、厄介な気がします。チャラ系既婚者のほうが、意外と健全だったりするものです。人数合わせの都合で、既婚者が混じっている合コンにちょくちょく参戦している筆者の経験上、この分析には自信がございます。

愛妻家キャラ男性は、「まさかこの人がちょっかいを出してくるわけがない!」と、女性側が油断したところを一気に攻め込む戦法なのでしょう。そしてセックス後は、「本来の俺は愛妻家なのだから、本気出すんじゃねえぞ!」という大義名分のもと、萎んだチ○ポと共に去っていくのです。人は見かけによらない……教訓にして頂きたく存じます。

筆者が、男性という生き物を、どこか達観した目線で見てしまうのは、この黒歴史の影響も、多少はあるのでしょう。男性は所詮、精子脳であると、強烈にインプットされてしまったのかもしれませんね。もちろん、そうではない男性も、世の中にはたくさん存在します。わかってはいるのですが、男性に対して、夢を見すぎるのは考え物だなぁと、過去の不倫騒動で、再認識した次第です。

Text/菊池美佳子
初出:2016.02.22