潮を吹ける、吹けないは体質の違い
AVではあたかも男性側がテクニシャンであれば、万人の女性を吹かせることができるように描かれていますが、これはちょっと疑わしいと関口先生は首を傾けます。
婦人科医・関口由紀先生の解説
「潮吹き現象を起こせる人と、そうでない人は体質的に分かれていて、訓練さえすれば誰でも吹けるものではないと思います。潮を吹ける人は早いうちからできるようなので、ある種の特殊技能みたいなものかもしれません。オーガズムは、クリトリスやGスポット、性感帯の刺激で高めることはできても、潮吹きについては未知数。ですから、できない人が必死に潮吹きを訓練しても、あまり意味がないでしょう。それに潮吹きとオーガズムの相関関係は不明です。謎の多い現象だけに、あんまりこだわらず、自分が気持ちいいセックスの方法を探した方がいいと思います」
「第9回 生ですれば気持ちいい…ってホント?」でも説明したように女性の快感は脳に左右されます。ですから男性に求めたいのは、お互いが感じるための想像力です。AVの内容をコピペしたような「性器の刺激が気持ちいい」「潮を吹かせてこそテクニシャンだ!」と思っている男性は考え直して欲しいものですね。
次回は、「外陰部は絶対に優しく!ニオイやすくなる夏にデリケートゾーンの洗い方を総復習」をお届けします。
監修/関口由紀先生
Text/平川恵
※この記事は2014年7月31日に掲載された記事を再掲載したものです。
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