快感の波は人それぞれ!本当に気持ちのいいセックス って?

女性の快感 Malvestida Magazine

第9回 快感の波は人それぞれ

気持ちいいセックスで何度もイケるようになりたい…! と思ったことはありませんか。男性は絶頂に達したあと、急激に収束に向かっていきますが、女性はどうなのでしょうか?

今回は、オーガズムについて、女性泌尿器科専門医の関口由紀先生に伺いました。

◆関口先生の解説

「セックスの快感の波は、セックスの興奮が高まる『興奮期』、興奮がしばらく持続する『平坦期』、絶頂に達する『オーガズム期』、終息に向かう『不応期』の4つの段階に分けられます。

一般的にはオーガズムに達し、不応期に入ったら、感覚は鈍ってきます。男性の場合は、この変化が分かりやすく、フィニッシュに達すると急速にペニスはしぼみ、『不応期』に入ります。しかし、女性の場合は、男性のように単純ではありません。男性と同じような反応の人もいれば、『平坦期』からそのまま『不応期』に下がってしまう人もいるし、『平坦期』の中に何度か快感の盛り上がり、ゆっくりと『不応期』に入る人もいます。

つまり、男性の快感の波はぐんぐん上昇し、一度てっぺんに達したらイッキに下降する、いわば富士山型。 しかし女性は個人差が大きく、男性のようにオーガズムに達したら背中を向けて眠りたくなる富士山型の人もいれば、オーガズムまで達しなくても平坦期の中に何度も小さな快感の波が訪れる連峰型もいるわけです。

富士山型の人は、1回の大きなオーガズムでとても満足できるし、連峰型の人は何度も小さなオーガズムを感じて、これで満足できるのです。ですからあまり“何度もイケる体質”にはこだわらず、自分自身の満足できるセックスを追及してください

そのためには「第3回 レッツ・膣トレ!」「第6回 快感スポットを探せ!」を参考にしてみてくださいね。 感じやすい身体は訓練で誰でも手に入れられるようになるそうですよ。