「こんなに努力してもイケません」
先週もお話ししたように、SNSから匿名の質問を受け付けるようになってからたくさんの質問が届いています。この連載ではセックスでのオーガズムについてたくさん書いてきたつもりですが、「気持ちいいのにイケません。どうしたらイケますか?」「〇〇の時にこんな感じになるんですけど。これはイっているのでしょうか?」「イク時とイカない時があります。どういうことでしょう?」「挿入中もローターを当てないとイケません」というような質問がいまだにぞくぞく届きます。
できる限り答えるようにはしていますが、中には専門家でも何でもない私が答えることのできないものや、「(長文で)こんなに努力していますがイケません。私は一生イケないんでしょうか」といったような深刻さがにじみ出ているものもあります。
イクのはおまけです!
私は、性生活で新しいことにチャレンジしたり、快楽のためにわざわざ努力したりすることが、ワクワクする人のために書いているつもりですが、もしも私の連載を読んだことで「イカなきゃいけない」「イクために努力するのが正しい」と思わせてしまっていたら申し訳ないです。散々「イクための〇〇」とか書いといてアレなんですけど、そんなに頑張らなくていいんですよ。イクのっておまけで付いてくるようなもんですから。
オナニーもセックスもイクためにするものじゃないです。せっかくのリラックスタイムやパートナーとのスキンシップの時間なのに、イクというおまけのために「またイケなかった…」と嘆いていたら台無しですよね。
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