「中絶したら妊娠しにくくなる」はウソ!中絶に関する大きな誤解

意外と知らない?婦人科医が中絶の誤解を解説


 前回の「望まない妊娠をしてしまったら…?女医が教える“中絶”という選択肢」も合わせてどうぞ。

 妊娠しても、さまざまな理由から中絶を選択することもあります。
今回は、中絶における不安についてお話します。

第33回  中絶における様々な不安

松村圭子先生 子宮内膜症
danabooo


 中絶の不安で一番多く聞かれるのは、「中絶をすると将来、妊娠しにくくなってしまうのではないか」ということ。

 中絶が理由で不妊になる主な原因は、医師の技術が未熟で子宮を傷つけてしまった、手術後の感染症によって子宮内が炎症を起こし癒着してしまったなど。
しかし正しい処置をし、医師に言われたとおり抗生剤を飲むなど、しっかりと術後ケアをしていれば、妊娠しにくくなることはほぼありません。

 また、中絶によりホルモンバランスが崩れる心配もありません。
中絶後、特に問題がなければ排卵周期が戻り、30日~40日ほどで月経が始まります。

中絶でいろいろ聞かれて他人にバレたら…?


 中絶には健康保険は適用されませんが、身元を確認するため健康保険証の提示を求める病院もあります。

 また中絶を行う医師は、知事に中絶理由を報告する義務があるため中絶理由を尋ねますが、守秘義務があるので個人情報が漏れ伝わる心配はありません。
なお、未成年で中絶する場合は、親の同意書を求める病院が多いと思います。