いろんな経験しすぎて、AVをエロいと思わなくなっちゃった

――私はAVを観ながらオナニーするのが定番なんですけど、MさんはAV観ませんか?

M: うーん。AVも観るし官能小説も読むんですけど、いろいろ経験しすぎてあんまりエロいと思わなくなっちゃったんです(笑)。
だからオナニーするときのオカズは、そのとき一番相性いい相手とのセックスですね。AVからシチュエーションだけ借りてきて、彼と自分を当てはめるの。

――本当に妄想よりも実践派なんですね。

M: あ、でも子供の頃はエッチな少女マンガに興奮したりしてました。
特に、小学校3、4年生の頃、新條まゆの『快感フレーズ』を読んだときは衝撃でしたね。それまでの少女マンガだと、キスしたりベッドに押し倒したりっていうくらいが関の山だったのに、いきなりタクシーの後部座席でエッチしたりするんですよ!

――家の中には、男性向けのエロ本とか週刊誌とかってなかったの?

M: 厳しい家庭だったので…。それに、うちの母親なんて、父にフェラチオしたことないんじゃないかな。家族でテレビ見ててそういう言葉が出てきても、母親一人だけきょとんとしてるし(笑)。

――いやいや、でも母親も女ですから、自分のことは結構棚に上げますよ。うちの母親もエッチなものに対しては拒否反応示すタイプなんですけど、子供の頃、親の寝室の引き出しさぐってたら父親が撮影したらしいマンコポラロイドが出てきましたもん。「なんだかんだ言ってヤッてんじゃん!」みたいな(笑)。

M: えー!!

――でも、そんな厳しい家庭だと、モバゲー氏と日夜カーセックスに勤しむとか大変だったんじゃない?

M: それはまあ、一度寝たふりして深夜に起きて家を抜けだすとか、いろいろと……ねえ(笑)。

 次回は、ピュアな(?)恋愛をしていたMさんの学生時代について聞いていきます。

Text/遠藤遊佐

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