母子旅はひとり旅に近い。旅行をアクティブに楽しむためのホテル選び

5歳の息子を連れて沖縄を旅してきました。来年、小学校にあがるとなかなか一緒に旅できなくなるということで、今回は息子のやりたいことを遣り尽くしてやろうと、琉球グラスを作ったり、素焼きのシーサーに色付けをしたり、バギーに乗ったりと予定をぶっこみまくりつつ、夜は飲み歩いて、非常に楽しい四泊五日でした。

「子どもとふたりで旅行する」というと、時折驚かれます。「なんで家族で行かないの?」とか「旦那さんはなぜ留守番?」とか。それは非常にシンプルな理由があって、フリーランスのわたしほどは、夫は頻繁かつ長期休みが取れないことがひとつ。もうひとつは、わたしはひとり旅というものが好きで、息子との旅は、もちろんひとり旅ではないけれども、「すべて自分が計画を立てることができる」という意味でひとり旅に近しい。そして本当のひとり旅はまだ叶わない現状であるいま、息子を旅に連れまわすのができる中ではベストの選択肢なのです。

わたしの好む旅はリゾートホテルに泊まり、オールインワンのパッケージを楽しむ……のではなく、基本的には繁華街の安いホテルに泊り、昼も夜もアクティブに動き回りたいタイプなので、少しだけ難易度がアップします。が、この5年の間(そう、わたしは子が0歳のときから、国内外で、母子旅をしているのです)にノウハウが積み上がってきたので、今回はそれをご紹介したいと思います。将来、子どもが出来てもできるだけひとり旅に近いことがしたい人、配偶者なしの子連れ旅がしたい人の参考になったら幸いです。

母子旅で培ったノウハウ

まず、子どもと一緒の旅の場合、そんなに遅くまで外で飲み歩くのはなかなか厳しい。「もうちょっと飲みたいなぁ」なんて後ろ髪を惹かれつつ部屋に戻ることになる。飲み足りない場合は、スーパーでつまみの総菜を買い、部屋で飲んで仕上げるのがオススメなのですが、ホテルだと飲むスペースがないことが多い。テーブルとチェアくらいはあっても、部屋の電気を消した状態でのひとり飲みは、侘しい気持ちになるものです。暗い部屋で食べるつまみは美味しくないし。けれど、コンドミニアムや民泊であれば、リビングがあるし、ホテルのスイートルームよりはずっと安い。