日中の活動内容と会話がリンクしていますか？

会話時間はざっくり把握している人は多いでしょうけど、会話の内容が日中のお互いの活動内容とリンクしているかが分かっている人は凄く少ないと思います。

まず、一日の時間の使い方のうち、睡眠を除いたもので、どれくらいの時間を何の活動に当てているかをざっくり書き出してみます。例は夫婦どちらか一人分ですけど、夫婦二人分を可視化させてみるといいですね。

その次に、夫婦の一日の会話でどんなことを話しているかをざっくりまとめてみます。「15分間テレビの話をして、30分間家事の話をして……」みたいに分刻みでチェックするのは大変でしょうから、本当にざっくりでいいです。

「うちは毎日夫婦でたくさん話している仲良し夫婦！」だとしても、ケース1のようにほぼ余暇の話しかしていないとしたら、どうでしょうか。

「あの俳優さん、最近よく活躍しているよね」「今度ハイキングに行かない？」とか、趣味を共有できるのはとてもいいことだけれど、仕事や家事・育児で感じたことは一切話していません。

ケース2はケース1と比べると一見バランスが良さそうだけれど、仕事の話はまったく登場しません。一日に何時間も仕事に費やしているのに、仕事の話はパートナーとはゼロ。

プライベートと仕事を分けたいのかもしれないけれど、仕事で嫌なことがあったり、嬉しいことがあったりしたとして、それは誰と共有しているのでしょうか。

こうやって可視化させてみると、相手のことがよく分かっているつもりでも、実は抜け漏れがあることが分かります。