イギリスにある彼女の家で

そして彼女が1年間の留学を終え、イギリスに帰った後、僕は彼女の家に泊まった。彼女の両親が僕を歓待してくれた。彼女は夕方までロンドンの大学に行っているとのことで、家族と一緒にマーケットに行ったりした。

エイミーの母が僕を繁華街に降ろしてくれ、彼女がやってきた。半年ぶりに会う彼女とはすぐにディープキスをし、そこからピザ店へ行った。2人してとにかく溜まっていた話をし、3時間ほど飲み、食いまくった。

その後は彼女の自宅まで歩いて帰ることになったのだが、「イギリスいいでしょ?」「ニノミヤ君、楽しい?」などと彼女は僕に言ってくる。

30分ほどして家に着いたところ、1階のソファーで「ねぇねぇヤろうよ」と言い、僕らはセックスをした。2階には彼女の両親と妹がいるのだが、リビングでのまさかのセックスである。

そして、翌日も彼女のベッドルームで何度もセックスをしたのだが、家族はまったく気にしていないようだった。そして、僕が気になったのは、本当に「突然自分一人で悶えてイク」ということである。

散々セックスをしてきた身なのだが、エイミーのように突然悶えて相手を置き去りにする人というのは唯一無二だ。彼女とのセックスは毎度「置き去りにされた」と感じた。結局彼女とは別れたのだが、その後エロをした日本人女性とはこのような経験はなかった。「一緒にエロをしている」「愛の共同作業」的になれた。今考えてもなんのこっちゃ? と思うエイミーとのエロだが、彼女は今も日本にいるらしい。いつか会いたいな、とも思う。

Text/中川淳一郎