「おバカ」は死ぬまで治らない

世の中の更生プログラムを実施している人たちには大変申し訳ないのですが、私の持論では「おバカは死ぬまで治らない」というものがあります。私の実感だと7~8割の「おバカな人」は本当に一生更生しません。成人を過ぎるとその確率はもっと高まります。9つ年下とはいえ、成人を越えて出会った尊大な彼は相談文を読む限り「おバカな人」に該当すると思いました。

ただ「おバカな人」とわかっていても好きになってしまうことはあると思います。相談文からはセフレだった彼の顔や外見がわからないので、そういったところがとわさんのタイプだったのかもしれませんね。また、私には全く理解不能なのですが、小泉今日子さんが昔歌っていた「渚のはいから人魚」という曲の歌詞に「男の子って少し悪い方がいいの」というものがあったので、そういう傾向を好む人も一定数いると思います。あとは私にはほとんどない母性的なこともあるのかなと。

「おバカ」に卑屈になってる暇はない

私がわからないのはそんな「おバカ」な彼にあなたがめちゃめちゃ卑屈になっていることです。邪推で申し訳ないのですが、何か弱みを握られているのですか? どうして惨めな気持ちになるのでしょうか。あなたが彼を遊んでやったのではありませんか? 付き合ってやった。気にかけてやった。そう考えることはできませんでしょうか? 求められたから、9歳下の若い肉体を堪能してやった。そう考えたら別に卑屈に思うことはないのではないでしょうか。

考え方が変わっても心がぐらつくことがあると思うので、彼が気になって仕方ないなら、物理的な距離を取ることをお勧めします。彼が「おバカ」で、それはずっと治らないということに気が付いたのが今回の恋愛の教訓だったのではないでしょうか。もう終わったのです。あなたがドMで「おバカ」に振り回される一生を送りたいなら、そのまま悶々とし続けていても良いのですが、そうでないならきちんと処理してください。人生ってアッという間です。女盛りを無駄にしないでください。

TEXT/肉乃小路ニクヨ

ニクヨさんにお悩みを相談したい方はコチラからどうぞ。随時募集中です。