なぜヤってしまったんだ…SNSの投稿でどんどん嫌いになる昔の男たち

15年前の男とつながれちゃうSNS

脚を組んでスマートフォント操作する女性のサムネイル画像 smailox

 先日、前に……それも15年以上も昔に一度だけ関係をもったことのある男性が、ツイッターをフォローしてくれていることが発覚しました。たった一発だけで終わった相手ですが、いまだにわたしのことを気にしてくれているなんて、嬉しいものです。ほんのりと甘く懐かしい気分で相手のタイムラインを覗いてみると、いまは医院を経営しているとのこと。当時も医大生だったから、それは少しもおかしくないんですが、当時のわたしはそういったスペックなど一切考えることなく、フィーリングだけであっさり振ってのけたんだなと、少し感心してしまいました。

「恋愛に純粋だったなぁ」なんて思う一方で、当時のわたしに、いまのわたしからメッセージを送ることが出来たとしても、「そいつは将来開業医になる男だぞ! 全力を投じてモノにしろ!」などと、忠告するつもりはありません。それはきっと、わたしがいまの生活にとても満足しているからで、それってわりと、幸せなことですよね……ってなことはさておき、それにしてもSNSってすごい。15年前に一度だけヤった男性が、ひそかに見守ってくれていたりするんです。わたしも見守り返すぞ! とフォローバックしたのですが、とても楽しそうに生きているようでよかった。

 しかし、必ずしもそういうふうに幸せを願える相手だけではありません。いや、幸せを願っていたはずなのに、SNSの投稿を見るにつれて、どんどんと嫌いになってしまうことがあります。特にFacebookって、なにかの話題や事件の記事をシェアするのにかこつけて、自分の主義を主張する人が多いじゃないですか。だから、昔寝た相手がクソみたいな投稿をしているのを、目撃してしまうことがありがちで。

 男尊女卑だったり、ルッキズム、エイジズム、ネット右翼的な感じだったりが、わたしの「ないなー」のツボなんですが、そういう、一発で軽蔑の対象になってしまうような主張をしているのを目撃すると「あんな男のことを、一瞬でもいいと思ってヤってしまったわたし、バカバカバカ!」といたたまれなさに震えんばかりです。けれども、ヤってしまったという事実は消えません。