一人の女性が二股をかけると、フリー男性が不足する
では、無関係の第三者が怒る理由はどこにあるのでしょうか? 「アンタには何らメイワクかけていないでしょ!」と言いたいところですが、第三者の言い分はこうです! 「私なんぞ二股どころか、ひと股すらかけることもできないのに、一人で二人の男性を抱え込むとは……!」という不条理が、怒りを生むのでしょう。
統計局のホームページによると、男性の人口は6128万人、女性の人口は6465万人……ほぼ同じです。男性人口が女性人口の倍くらいあれば、二股する女性がいても、男性の数は足ります。女性が余ることはありません。しかし現状だと、男女の人口はほぼ同じ。だからこそ、一人の女性が二股をかけると、フリー男性の数が足りなくなります。無関係の第三者は、この点に怒っているのでしょう。
怒っているというか、虚しさを感じているのかもしれませんね。ただ1人の男性からも愛されないオンナもいれば、A君からもB君からも愛されるオンナもいるのですから。人間は平等とか嘘っぱちだろ! 超絶に不平等じゃん! 怒りを通り越して人生虚しくなってくるわい……と。
そういえば「天は二物を与えず」って諺がありますけど、あれも嘘ですよね。野球もできて、ルックスも良いダルビッシュのような男性もいれば、野球もできず、ルックルも残念な男性もおりますから。天は二物を与えるんですよ。同様に、A君もB君も与えることだってありえるのですよ。クッソー。
A君もB君も与えられる二股女性は、きっと前世で徳を積んだのでしょう。というわけで、ひと股すらかけられない皆様は、現世では黙々と徳を積み、二股デビューは来世ってことで!
Text/菊池美佳子
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