ビッチは社会の秩序を乱す存在か?いや、幸せへと続く道だ

ウィズコロナの恋愛こそ、ビッチ活動を

緊急事態宣言が一旦は解除されましたが、また自由な出会いが危うくなりかけている今。

今までの恋愛スタイルは一旦リセットして、自分の中の恋愛ニューノーマルを考えるいい機会ではないでしょうか。

いつコロナの第二波が来るのかわからない状況。早いうちに自分の幸せとは何かを知っておきたいものですよね。
そこで私がこの状況が落ち着き次第オススメしたいのが「ビッチ活動」。

なぜ自信をもってオススメしているのかと言うと、私自身がいま個人的には幸せと感じている生活は、全て「ビッチ活動」があったこそ手に入れたものだから。

個人的な幸せって何? という話ですが、いま私はライター兼主婦として、かれこれ5年、夫にずっと恋愛をしながら生活をしています。
しかし以前は不特定多数の男性と寝てみるという、ビッチ活動家。一般的には間違っているかもしれないけど楽しい恋愛をしているうちに現在の夫に出会えました。

そんな元ビッチな私が、清純と性欲の間で揺れている方のために、「ビッチ活動のススメ」を書かせていただきます。

友達の彼氏を寝取ってしまった方も、セフレを好きになってしまった方も、性病にかかってしまった方も、泥沼不倫にハマっている方も、読めばちょっと自分を肯定できるかもしれないので、どうか最後までお付き合いください。

ビッチは社会悪?

メディアで芸能人の不倫問題が大々的に報道されることもあってか、最近では一般人でも個人の恋愛に関して他人から道徳感を問われることが増えているような気がします 。

大学生がサークル内で複数人とセックスしてしまったら「サークルクラッシャー」と陰口を叩かれ、若い女性が年上の男性と寝たら「パパ活」と揶揄される。SNSで会ったこともない人から恋愛スタイルに関して叩かれるなんてことも。

誰もが人の恋愛に対して善悪をジャッジすることが当たり前になっていて、とても自由な恋愛がしにくい風潮になっているなと感じます。

もちろん不倫も浮気もパパ活も、自分には見えない相手(特に相手の恋人や家族)を傷付けてしまう行為なので、決して認められたものではありません。
罪なき人を傷つけるのは通り魔と同じなので、してはいけないことだと思います。

でも過度に自分の感情を無視・否定してまで秩序を優先することは、自分の人生という軸で考えた時に、必ずいい結果を生むものだと言えるのでしょうか。
当事者以外からの声はそんなに重要なのでしょうか?

その点性欲に正直に生きている「ビッチ」は、一見すると社会の秩序を乱す悪しき存在ですが、自分の感情に正直に生きることができるという意味で芯がブレない人なのだと私は考えます。
恋愛をする上では無駄に空気を読む必要はないのです。

恋愛のトライアルアンドエラー=ビッチ活動

急にスピリチュアルな話になりますが、恋愛も、ひいては人生も、まずは自分のことを深く知らなければ幸せにはなれません。なぜなら「幸せ」は漠然としたものではなく、自分が決めるものだから。

で、自分のことを深く知るために、自分は何がほしいのか、どんな人と過ごしたいのか、どんなことに楽しさを感じるのか……などなど、自己分析を始めてしまうと無限に終わらない。

結局、考え抜くよりも、トライアルアンドエラーするしかないのです。人生は思ったより短い。考えているうちに1秒ずつ死に近付きます。
「素敵な恋人」の「素敵」とは何かを深く考えていても答えがでません。目の前の人を素敵と感じるか、素敵じゃないと感じるかジャッジすることでしか答えはでません。
まさに書を捨てよ町へ出よう。

私はとりあえず街に出まくった結果、ナンパしてきた顔も性格も苦手な男と逆に寝てみたり、長年の男友達と「たまにはやってみるか」と寝てみたり、2段ベットの下に同居人がいるシェアハウスの中でセックスをしたりという実験をしていました。で、これらはトライしたけど、つまらなかったエラー体験。
しかし人間の想像力には限界があるので、やってみないと分からない。やった結果得た「つまらない」という感情は貴重な学びです。

もちろん恋愛やセックスが人間の全てではないのは大前提ですが、今後も恋愛をしながら生きることを望むタイプの方であれば、セックスもトライアルアンドエラーし続けることで、より自分が求めるものに近づくことができます。

私は今後、タイプじゃない男とのセックスや、スリル重視なセックスをすることはありません。経験上それをしないことが自分の幸せということを知っているから

つまり自分のことを深く知るために、恋愛対象のサンプル調査を行う「ビッチ活動」も必要で、ビッチ活動によって自分の幸せを手に入れることができると思うのです。

自分のことを深く知らないままなんとなく恋愛をしていると、自分の選択に自信も持てません。それこそ「こんなはずじゃなかった」と、後悔ばかりの恋愛をする羽目になります。