恋愛は人間力の総合試験

Thinkin' about the code By Ed Yourdon Thinkin’ about the code By Ed Yourdon

「恋愛偏差値がいびつな女」[レンアイヘンサチ・イビツ・オンナ] renzihensachi・ibitsu・onna
生息地:地方の田舎に突如出現。都市部には多く生息しているように見えるが、地方のそれよりも害は少ない。
特徴:求愛対象がとんちんかん。明らかに偏差値バランスの悪い、まるで別種の人間とつがいになることがよくあり、発見者を驚かせる。

 偏差値は5教科。精神力、理解度、知性、感受性、そして見た目。この「見た目偏差値」が数学みたいに一番の曲者で、コレが高いと「すごい!」と評価されるものの大抵他の4教科が低くなる。

 見た目偏差値が高いと、その人に「恋してくれる人」が多くなる。
従って他人を惹きつけるために必要な他の4教科を磨かなくても、総合得点で大抵の人の入学証書はもらえるから。
まあそれはそれでいいんだけど、恋って相互コミュニケーションだから、4教科が低いと結局入学しても途中で退学する羽目になるのよね。

 でも、それ以上に肝心なのは自分の見た目の正しい「偏差値」を知っておくこと。
低く見積もっても高く見積もっても、自分の路線を間違える。
頑張ってお金かけてテクの高い化粧して美人ぶって堂々としている女は、素晴らしいと思うけど、調子のってる姿を目撃するとさすがに突っ込みたくなるわね。
「がんばって美人になってるけど、よく見るとそうでもないわよ、貴女」って。

 そうやって自分の見た目偏差値を本来よりも高く見積もっていると、頑張って美人にしてくれていた精神力、知性、感受性、理解度の4教科の実力が気付いたら鈍る。
偏差値を落とさないためには、常に実力を謙虚に受け止めないと。

 アタシは低く見積もってたタイプ。
他の人に比べてこんなにブスのアタシが、兄さんや師匠に可愛がられている。
こんなにブスなんだから、全て自分の思いやりや心の美しさや、実力のおかげだと思っていたの。
そしたら、嫌味な姐さんから「見た目で得するタイプよね」って。
え! そうだったの?! って腰くだけよ。
カッコよくもないけど、ブスでもない……そう世間様に写っていいたのだとしたら、これまで実力が認められて仕事を任されていたという自負や、内面を愛してもらっているという自信が、一瞬にして崩壊。
ほらほら、これ自慢よ自慢。
見た目にまつわる損得話って本当に、我ながら鼻持ちならない。

 数学だけ東大クラスでも、他の教科が足を引っ張れば合格は無理。
数学50のクセに30だと思い込んでいたら、他の4教科の点数が相当高いんだと勘違いしてしまう。よってすべり止めの私立も正しく選べない。
ペンタゴングラフが一か所だけ突出しないよう、全て均等にアップしていくのが国公立の正しい合格の仕方なんだろうけど、3教科の私立という選択肢もあるし、やっぱり各教科の正しい偏差値を沢山の人とコミュニケーションをとることで把握していくしかないのかも?

advice

 恋愛は人間力の総合試験。見た目だけじゃなく、すがりつく努力とか、尽くす精神力とか、どれかひとつ武器にするのもいいけれど、1教科試験の大学って果たして信用できるのかしら?  ましてや恋のAO入試とかよっぽど自信がない限り、やめなさい。