試行錯誤その2. 好きな服が似合わない問題

最近、私がInstagramで「この子かわいい!!!」と思う人ってだいたい古着だったり、ストリート系なパンツスタイルだったりする。
だから「こんなふうになりたい!!」とまたまた影響を受けることになってしまうのです。

oyumiイラスト

悲しいかな、なぜか似合わない。憧れのダボッとした服装をキメてもニート感が否めない。古着に至っては「お母さんが買ってきた服を着てる男子大学生かな?」感が否めない。(主観だけど……)

こちらもさっきの問題と同じです。洋服に関しては顔の良し悪しや特徴があんまり関係ないので、ここでは自分の骨格や体型、そして髪型が重要になります。

例えば私みたいなショートヘアはやはり男性的な髪型ではあるので、同じ男性的なパンツスタイルよりは女性的なスカートのほうがぶっちゃけかわいいです。ギャップ萌え、みたいなもんでしょうか。バランス的に可愛く着こなせるのかもしれません。
逆にロングヘアの人がワイドめなパンツを着てると、ぐっときます。男の人のロン毛もぐっときます。

だがしかし、ショートヘアだってパンツをかっこよく着こなせるはず。
これこそセンスが鍵となります。とにかく何着も見比べて試着をしまくれば、ベストなデザインや着丈、サイズ感が見つかってくるんじゃないかなと、最近はそこに気をつけて選んでいるとこです。一応、前よりマシになった気がします。
でも古着は本当にムズカシイ。

こんな感じで、洋服はああでもないこうでもないを繰り返して数をこなすことがなによりも大事です。

好きな服と似合う服が違う問題

「カワイイだけで生きていける」のがティーン
「カワイイだけじゃ生きてけない」のがアラサー

数をこなしてセンスを磨き、答えを見つける。これぞ王道。
でも、本当は着たいのにまったく似合わないから仕方なく似合うほうを着るのもちょっと悲しいです。

好きな服と似合う服が違う。という悩みについては以前どこかで峰なゆかさんがつぶやいていて、ああ…わかるな〜と心から思いました。
もっとナチュラルでカジュアルで飾ってないけどオシャレでカワイイ感じになりたいし、そのほうが男にもウケが良い気がする。けど、自分はどうも個性的なもののほうが似合ってしまう。
美容院に行けば奇抜な髪型を提案され、サングラス選びを店員に相談したらめっちゃ個性的なやつ持ってこられ、「これかわいいな〜」と思う服はみなクソ高い。

じゃあ結局、好きを捨てて似合う服を着ればいいのだろうか?
「オシャレになりたい」っていうのは、イコール「他人からセンスがいいと思われたい」という承認欲求みたいなものだと思う。可愛くなりたいとかかっこよくなりたいとかと同じで。
好きなものだけで寄せ集めると目にうるさくなってしまうし、かといって似合ってるからオシャレなのかというとそうとも限らない。

最強なのは当然どれだけ魅力的に見えるかどうか。つまり、「好きなものが似合っててその人をよく表している」スタイルなのだ。
どこまでバランスをコントロールできるか、かつ自分の良いところダメなところを把握できているか。これは服に限らずメイクにも同じことが言えるかもしれない。

みんなはどんな人にオシャレだなって思われたいでしょうか。
髪は美容師の友達に切ってもらってて、服は友達がやってる古着屋やショップで。時々ココナッツディスク吉祥寺店でレコードを漁って、休みの日は町中華のオムライスを食べる。たまにカメラマンの友達の被写体をやったりする。実は雑誌の後ろの方にコラムも書いてたりして。
私は、そんなシティボーイに「あいつできるじゃん」と思われたい。

Text/oyumi