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セフレにされてる女が愚痴る場にセフレ張本人がいた時の話/峰なゆか・卒業♡アラサーちゃん

まもなくアラサーを卒業する峰なゆかさんが、アラサー世代を経た今だからこそみなに伝えたい、女道サバイバル術をエッセイとイラストでお送りする連載です。アラサー以降の方も若い方も、ぜひ参考にしてください!

セフレにされてる女のセフレ張本人がいる会

定期的に肉体関係を持っている男女がいる。女の方はもちろん男に恋愛感情を抱いていて、真剣に、なんなら結婚を前提に交際したいが男のほうにはまったくその気がない。
というのは飲み会で女の側から聞かされる頻度の高い愚痴不動のナンバーワンなのだけど、先日開催された飲み会で、そのセフレにされてる女がセフレにされてる状況をたらたら語り始めたときは場に緊張が走った。
なぜならそこにはその女をセフレにしている側の張本人ど真ん中大当たりドンドンパフパフの男が同席していたからだ。女が彼にセフレにされてる愚痴を言ってる間、男は「も~やめろって~(笑)」と、特に本気でやめてほしそうなテンションでもなくシンハービールのお代わりを注文してたりする。

飲み会に堂々と不倫相手を連れてきて二人の関係を隠す様子のない「オフィシャル愛人」はたびたび見かけるけど「オフィシャルセフレ」とのご対面は初めてのことである。ちなみにセフレにされてる女はオシャレ企業に勤める30代美人。セフレにしてる男は大手企業に勤める40代雰囲気イケメン。文句なしにお似合いのカップルじゃないですか。
もちろん私含めその場にいた他の女たちから「なんで付き合わないわけ?」「別に彼女いないんでしょ?」「おまえが誰と付き合おうが地球が爆発するわけじゃないんだし」などと集中砲火を浴びていたが、男のほうの返答は「オレ結婚願望ないから付き合ってもその子の貴重な時間を奪っちゃうだけだし、だから誰とも付き合わない」とのことだった。こう言われるとその場の誰もぐうの音を発することもできず黙って酒を啜るしかないのでした。

わざわざ付き合わなくてもいいじゃん

minenayuka5

人類のだいたい半分が直面しているセフレから彼女に昇格できない問題に、とはいえ私は悩まされたことがない。男というのは一回セックスすれば翌朝には「付き合いたい」と言い始め、三回セックスしたあたりで「結婚したい」と言い出す生き物だという認識で生きている。私としては資産家で末期癌の老人以外と結婚するつもりはさらさらないし、その条件を満たしてない男とは真剣交際を開始することなくチンポ搾取だけしていたいので、「付き合いたい」と言う男には「今後も定期的にセックスするし、行きたいならたまにはディズニーランドとかにもいっしょに行くよ。だからわざわざ付き合わなくてもいいじゃん、それでなにが不満なわけ?」と言うのだけど、みんながみんな「俺以外の男とセックスしてほしくないから」と口を揃える。
おまえがオフィシャル彼氏だろうがそうじゃなかろうが、私は他の男とセックスしたいときにはするんだよ。バカだなあ。と思うけど、「彼氏」という称号を手に入れれば私が他の男とのセックスを自粛する、または少なくとも私が他の男とセックスしたときに苦言を呈す権利が得られると思っていて、彼ら的にはその権利がほしいらしい。
ここで、男は「俺以外の男とセックスしてほしくない」と思ったときに「付き合いたい」という発想に至るという仮定が立った。
たしかに私はちょっと目を離したら他の男とハメてそうな雰囲気がぷんぷんしている。自分でもわかる。実際する。

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