「床上手だ」と思わせるセックステクニックについて恥をしのんで書く/中川淳一郎

セックステクニック

今回のテーマ『「床上手だ」と思わせるセックステクニック』
以前、「エロい女になる方法」は書いていただきましたが、今度はぜひセックステクニックを教えてください! できれば、意外と簡単なのに男からすると「おお、これは分かってる!」となるような小技があると嬉しいです。

恥をしのんで書く「床上手」のすべて

こりゃ、ワシにとって恥ずかしい体験を書けってことだし、性癖をバラすってことじゃないですか(笑)。もう腹はくくった。恥をしのんでAM読者のために書く。もう一切の恥じらいはいらん。これまでに私が経験してきたことをベースとし、総合的な「床上手」女性の像を今回は提示していきます。

基本的なスタンスは、「一切恥ずかしがらない」「セックスが好きである雰囲気を出しまくる」ということに尽きます。まず、これだけで男は燃えます。もしも一緒に飲んでいる男とエロしたいと考えたのであれば、「ラブホテル行こうよ」とか言われたときに「え~っ」とか言わない。「いいね! 行こう行こう!」とやる。行きたくない、ヤりたくないのであればそこは毅然として「やだよ、なんでアンタなんかと行かなくちゃいけないのさ!」と突き放す。

男ってエロについては「受け身」な女性ってあんまりそそられないんですよ。積極的であればあるほど魅力的に感じられる。しかも、たとえば会社の同僚や取引先の従業員で真面目なビジネスの姿しか見ていない人と初めて酒を飲みに行き、そこでやけにぶっちゃけた姿を見せられ、次もまた2人で密会をすることが決定したとする。

さすがに初の飲み会でエロに至るってことは滅多にないでしょうが、2回、3回と会を重ねるにつれ、なんとなく「今日は一線越えるな」という感覚をお互いに抱く瞬間ってのがあります。なお、男は「オレから誘ったらヤバいことになるかもしれない」と考える場合も多いので、本当にエロをしたくなったら「今からラブホ行かない?」と自分から言ってしまってもいいと思います。そいつにパートナーがいない場合はほぼ「行きたい!」となるでしょう。女性に慣れていない男であればモジモジして「えぇと、明日早いし……」とか言い出す。

そういう男って見ていてイライラしませんか? 男から見ても同じなんですよ。だから、エロしたい、と思ったらもう「やろっ!」と自分から言ってしまう。昔、倍賞美津子が出る日本酒のCMで「飲もっ!」と言うCMが「潔い」「姐さんついていきます!」みたいな形で評判になりましたが、それに近い。

ホテルのエレベーターからいきなりキス!

さて、無事、ホテルで鍵を受け取り、エレベーターに乗ったとしましょうか。そのときはいきなり抱き付いてキスをしてしまう。舌もいきなり入れてしまう。さらに男の局部も触ってしまう。もしも彼が勃起していたら「元気だねw」と言う。していなかったら「後でよろしくね♪」と言う。

部屋に着いたら「うわー、けっこう広いね」とかそんなことは言わず、とにかくラブホテルに慣れている風に振る舞った方がいいです。冬の場合はコートを脱ぐぐらいはした方がいいでしょうが、それ以外の季節であったら入口の扉を閉めて中に入った瞬間、一回ディープキスをしてしまう。そして、すぐに「じゃっ、私、先にシャワー浴びてくるね!」と明るく言うのです。

いきなりその場で服を脱ぎ、下着姿になり「どう?」と一言だけ言う。その姿で風呂に行き、ブラジャーとパンティは外に置く。その間に男は「オレはこんなに素晴らしい展開になってしまっていいのだろうか……」と逡巡するでしょうが、期待がどんどんと高まっていくのです。

ホテルに入る前にコンビニでビールや缶チューハイを買っておくも良し、ホテルの備え付けの冷蔵庫からこれらを買うも良し、ですが、お互いにシャワーを浴びた後はバスローブでも羽織りながら(男は腰にバスタオルを巻くだけでいい)まずはこれらの酒を「かんぱーい」と飲んだ方がいいでしょう。

その流れでベッドへ行くわけですが、缶ビールはベッドの上のさまざまな照明や避妊具が置いてあるような場所に置いておく。最初に女性が上になり、ディープキスの連続をしたうえで、一旦口にビールを含み、それを口移しで男の口に入れてしまう。この瞬間、男は「なんつーエロい人だ……」とけっこう感動することでしょう。