死ぬまでには観ておきたい映画のこと

早見あかり主演作!嘘の“恋人ごっこ”から始まる苦しい初恋『百瀬、こっちを向いて。』

嘘の“恋人ごっこ”から始まる苦しい初恋

 好きな人のためなら何だってやる。
というと、例えば弁当を作ってあげたり、好みの服を着てあげたり、排水溝に溜まった毛を取り除いてあげたり、色々あると思います。

 でも、好きな人のために別の男の子と付き合うって。幾らなんでも限度がある。排水溝の毛以上です。毛以上に溜まり積った汚くて苦い想いが、心の奥底に蓄積していくのです。
本命の人のために、興味のない男子と“恋人ごっこ”をする事になった女の子。
好きであればあるほど、その男子の手を握り続ける。次第に蝕んでいく恋心と、変化していく感情。
“百瀬”の振り向き様で、甘酸っぱい記憶を思い出してみましょう。

百瀬、こっちを向いて。 向井理 早見あかり 中田永一 耶雲哉治
©2014 映画「百瀬、こっちを向いて。」製作委員会

 人気作家の乙一が別名義・中田永一として発表した恋愛小説を、『NO MORE映画泥棒』など多くのCM、PVを手掛ける耶雲哉治監督が映画化。
ももいろクローバーの元メンバーで現在女優として活動する早見あかりが初めて主演を飾り、ロングの髪をショートヘアにしてまで“百瀬”の役に挑みます。
高校時代に彼女と付き合う事になる冴えない男子役を、海外滞在経験があり英検1級の資格を持つ冴えまくりの竹内太郎が演じています。彼の15年後の姿をこれまた冴えてる向井理が演じ、淡い初恋の記憶を巡り故郷に立つその姿がとにかく凛々しいです。

 すべての人の初恋の感情を蘇らせる浮遊感のある映像、そしてメガネ男子好きの需要を兼ね揃えたキャスティングで30才前後のすべての女性の心を鷲掴みにしていますので危険です!

大好きな先輩のために
好きではない人と“恋人ごっこ”をする少女

【簡単なあらすじ】
 新人文学賞を受賞した小説家・相原ノボル(向井理)は、卒業以来15年ぶりに故郷に帰ってきた。初恋の相手・神林徹子と偶然会い、すでに子持ちの彼女と喋っていくうちに当時を思い出す。
屋上には百瀬陽(早見あかり)がいた。彼女と手を繋ぎ、一緒に校門を抜けた。周りからの視線を集めた。「私たち付き合っています」と百瀬が言った。でも、実は付き合っていない。すべては尊敬する先輩・宮崎瞬(工藤阿須加)のためだった。先輩は徹子と付き合っているのに、学校中で百瀬と付き合っている噂が流れて困っていた。命の恩人である先輩の提案により、ノボルは百瀬と付き合っているフリをする。そしてまた百瀬も、大好きな先輩のためにノボルと“恋人ごっこ”をする事になる。
嘘の恋愛関係を続ける中、百瀬の先輩への想いは苦しみに変わっていく。ノボルもまたそんな百瀬を見て、新たな感情が芽生えていく——。