赤裸々ゲストークのオンパレード!愛は家族にぶち壊される?『ニューヨーク、恋人たちの2日間』

 恋愛映画は、恋人だけが出てきたらそりゃ終始ハッピーでしょう。
互いを見つめ合い、未来に向かって歩き、キスして抱き合って終わる。

……うっわ。こんなにつまんないものはない。

ニューヨーク、恋人たちの2日間 ジュリー・デルピー クリス・ロック アルベール・デルピー アレクシア・ランドー ダニエル・ブリュール ヴィンセント・ギャロ アルバトロス・フィルム
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 映画は、出ているのが恋人だけじゃないから面白くなる。
そこに第三者が入り込むことで客観性が生まれ、出来事が起こる。現実だって同じです。
世界は恋人だけじゃないから日々に枷が生まれ、葛藤と向き合えて、愚痴や痴話で盛り上がると思うのです。

 この映画のタイトルをよく見てください。『ニューヨーク、“恋人たち”の2日間』。
おっ、恋人だけじゃない。やったぜ。これは何かが起こるに違いない!

『トリコロール/白の愛』『ビフォア・サンセット』などで知られるフランス女優ジュリー・デルピーは監督業もこなす。
今回は監督・脚本・主演の3セットで自信の前作『パリ、恋人たちの2日間』の続編を手がけます。続編とはいえ、前作を観ていなくても全く問題ありません。

 様々な人種が入り交じるニューヨークを舞台にして、コメディアン出身の人気俳優クリス・ロックを相手役に女の本音と赤裸々トークを盛り込んだロマンチックコメディに仕立て上げています。
あのヴィンセント・ギャロもカメオ出演し、そこらへんにある恋愛映画とは一線を画すブッ飛び様に終始笑いっぱなしです。