視覚障害者の男女が“音”を通じて惹かれ合う『イマジン』が教える大切なこと

  恋をするときに重要な要素って何でしょう?
顔か、性格か。目か、声か。
顔に惹かれ、目で見つめ合うことのできない男女は、どこに惹かれ合って距離を縮めるのか。

 リスボンの視覚障害者の施設で出会った二人は、“音”だけで距離を縮めていく。それは一体、どういうことなのか。
観る者の“聴覚”を刺激する、全く新しいラブ・ストーリーが誕生しました。

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 ポーランド出身のアンジェイ・ヤキモフスキが監督・脚本を手がけた本作は、ポーランド映画祭2014でも観客から圧倒的な支持を得ました。

 視覚障害者施設の教師・イアンを演じるのはエドワード・ホッグ。一見アウトローだが、どこか人懐っこい雰囲気を見せる。 イケメン英国俳優の系譜に並びそうなルックスで、今後注目が予想されます。
その相手役、視覚障害者の教え子・エヴァを『ラッシュ/プライドと友情』のアレクサンドラ・マリア・ララが演じ、目には見えない淡い恋心を繊細に表現しています。

目に見えない淡い恋は“イマジン”することで伝わる

【簡単なあらすじ】
 リスボンの視覚障害者施設にやって来た教師・イアン(エドワード・ホッグ)は目が見えないが、白い杖を使わずに歩くことができる。音の反響を利用したテクニックを子どもたちに伝授し、外の世界に出ることの素晴らしさを説く。

 ある日、自室に引きこもりがちだった教え子・エヴァ(アレクサンドラ・マリア・ララ)がイアンに興味を持ち始め、彼女は彼のテクニックを学ぼうと二人でリスボンの街へ出ていく。
車、通行人、海。決して目で見ることのない世界で、二人が耳にしたものとは――。