自分で受け止めないと成長は止まる

「今の自分を変えたい」そんな感覚を簡単に人にアピールできるのがTwitterなどのアイコン変更です。
ただ頻繁に変えるのは、いくつかリスクも孕んでいます。

リアクション待ちは自分の成長を止めてしまう

先程もご紹介したように、アイコンの変更は新しい自分アピールであり、ポジティブな反応を期待しています。
でも周りに承認されることで自分を満たすのって、あまり健康的ではありません。
「今の自分を変えたい」それ自体は誰しもが思うものです。その願望を抱いたとき、まずは自分自身で「どうして変わりたいのか」「どう変えたいのか」など自分の気持ちを受け止めてあげましょう。
他人からのリアクションで簡単に満足しようとすることは、自己成長の機会を失ってしまうと思うのです。

クセになるとだんだんアピールが過激になる

アイコン変更は分かりやすく周りに自分をアピールできます。でも頻繁に変えることで、当然新鮮味は薄れ、だんだんとリアクションも集まりにくくなります。すると今度は、よりリアクションの集めやすい自撮りを上げたくなる…という心理がうまれ、アピールはどんどん過剰になる一方です。
ダメとは言いませんが、ネットの海に自分と特定できる写真をアップするのは、やはりリスクがありますから、注意が必要です。

変わらぬ価値を見つめよう

かまってほしいという気持ちは、本来誰もが持っているものです。でも、その気持ちを暴走させる前に、なぜ今自分はかまってほしいのかと思うのか、寂しいからなのか、シンドイからなのかなど、じっくり見つめてみましょう。
多少なりともその心理状態を味わう余裕がないと、思いつきの行動だけで突っ走ってしまい、いつまでも満たされない自分が残り続けます。

アイコンが変わろうと変わるまいと、あなたの変わらぬ価値はそこにあります。
だからまず、受け止められていない自分に目を向けるところから始めて欲しいのです。

Text/おおしまりえ

初出:2019.02.13