恋の落ちパターン
その衝撃は、青天の霹靂ではなく、たぶん2日目の筋肉痛。大人がちょっと無茶をして、数日後にカラダが…と辛さを覚えるアレです。
でも思えば、この時間差で実感するパターンには、前々からいろんなものにその片鱗はあったような気がするんです。
最たるものが、落ちると言われる「恋」!
そもそも思春期の頃から、一目惚れというものをしたことがありませんでした。好きな人を好きと認識する前に、「そういえば最近、ずっとあの人のこと喋ってない?」と指摘され、「これは恋に落ちている?のか?!」と、気づくことがほとんどだったのです。
その落ちた恋の穴も、だいたい最初は深くはないので、「燃えるような恋」というやつは、マンガやドラマの世界のものだと長らく思っていました。
が、しかし、最近ときめきから遠ざかりすぎているせいか、気づくと自分のこの“恋の落ちパターン”を忘れていることが多々あります。にもかかわらず、出会って3秒、いや、長くても1時間くらいで恋に落ちたい。と思ってしまっているのです。
しかもこれは私に限った話ではなく、どんなに恋多き女子もそうでない女子も、恋から遠ざかる期間が長くなるほど、すべからく、手っ取り早く恋がしたい願望が芽生えているようです。なんということでしょう!
“恋に恋する”とはまさにこのことですが、10代でよくいわれていた恋がしたい病は、30もすぎるともう少し変わったカタチでぶり返すらしい。ああ、せめて恋くらいスムーズに落ちられる大人になりたい。
自分の恋の落ちパターン、あなたは覚えているでしょうか。
Text/おおしまりえ
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