あなたの相談文の中の先輩たちの描写を読んでいると、私はゴシップ記事を読んでいる気分になりました。あなたはゴシップとして面白いから、先輩たちの様子を追いかけてしまっている面があるのではないですか？　もしそうなら、その自覚は持っていた方がいいと思います。そのうえで、それが本当に自分のためになるのかと向きあってください。

私も下世話な一面があるので、ゴシップを追いかけることについて全否定はできませんが、無駄なことをしているという自覚を持って、娯楽としてたしなむようにしています。それができないようなら、ゴシップを追いかけるのではなく、自分のことに集中した方が良いと思います。

あなたが先輩と付き合えなかったのはあなたが悪いのではなく、御縁がなかったからです。若い頃は自分を責めたり、原因を突き詰めたいということをしてしまいがちですが、それは時間の無駄です。やっても良いですが、後で無駄だと気が付くだけです。

彼のことを忘れて気分を切り替えるには新しい出会いを探すことをお勧めします。恋愛の傷は恋愛で癒すのが一番良いと私は思います。ということで、もっと外に目を向けましょう。コロナで出会いが希薄になっているとは言われますが、今はオンラインデートや動画での出会いが盛んなようです。そういったものを使って出会いを探してみてください。今は家にいる時間が多い人が沢山いるので、出会いも沢山あると思います。

振られた相手に執着してしまったり、ゴシップ記者のように追いかけたりという行為は自分の傷口に塩を塗るようなものです。なんとも刺激的で、クセになって、だからあなたは趣味なんかにハマれないのではありませんか？

時間って残念ながら限りがあるんです。まだ21歳だと実感が湧かないと思いますが、あっという間に三十路（みそじ）、四十路（よそじ）というのが人生です。ポジティブに、前向きにという言葉は苦手ですが、後ろ向きというのはさすがにもったいないと思います。

そうすると自ずとするべきことが見えてくるのではないでしょうか。まだまだ若いのでそんな後ろ向きに時間を過ごすよりも新しい出会いを大事にした方がよいと私は思います。おばさん、そっちに注意が向かうなら、応援しちゃうな。ふふふ。

TEXT／肉乃小路ニクヨ