客観視して考え、アウトプットする
それは一般的に言う客観視と近い感覚です。
自分という存在がいるのだけど、その自分も含めて俯瞰して見て、どうしてこういう状況が起こったのかということを考えるクセがつきました。
そういう思考を重ねていくと、
「ああ、これは怒っても無駄なところ」
「今歯を食いしばってにっこり対応すれば評価が上がるところ」
という判断がつきやすくなるのです。
だから予想外のトラブルや感情を動かす事象が生じると、世の中をもっと理解できる機会がきたと感じ、「データベース収集のチャンス!」とか「ケーススタディ来た!」とニヤニヤしてしまうケースも増えました。
こう考えられるのは私がコラムやブログを書く仕事をしているからだと思います。あとはお店でエピソードトークとしてお客様にお話したりもします。
得られた考察をアウトプットするということが仕事になっていると世の中のたいていのことはネタです。
だからあなたもブログを始めたり、ブログでなくても日記を書いてみると良いと思います。PCやスマホ、もしくは紙とペンさえあれば始められるから手軽です。
文字化、文章化するために目の前の事象を客観的に見る癖がつきます。
そうすることで世の中のしくみやからくりをさらに深く理解することができ、ちょっとしたことでは動じなくなります。
仕事は笑顔と感情のトレーニングセンター
あとは仕事を真面目にやっていれば笑顔のトレーニングはできるはずです。
私は仕事の時は相手に気持ちよくお金を使ってもらうためと、周囲にリラックスしてよりよく働いてもらうために笑顔を心がけています。営業の仕事の時は作り笑顔の訓練もしました。
でもそれは目的がハッキリしています。その方が給料が多くもらえて、周りからの評価が高くなるからです。
仕事では笑顔が不似合いなシチュエーションもあります。そんな時はそのシチュエーションにあった顔をします。
たとえば謝罪の時は自分の人格を責められているのではないのです。俯瞰して考えるとわかりますが、組織としての、仕事としての謝罪をしているのです。自分が悪くない場合でも神妙な顔をして割り切ってしっかり謝りますし、爽やかにお客様のフォローをします。
あなたの周りの「機嫌がよく他人に気遣いができるしっかりした人」も仕事だと割り切ったり、立場上の役割と判断した上の割り切りの結果だと思います。
これは歳をとったからではなく、社会人として揉まれて、ちょっとでも出世したいと思ってるならみんな身につくスキルだと思います。
あなたもめげずにそういう風にやってみてください。
突発的な理不尽も他山の石に
とか書いておいて、たまに突発的なことや想定外のことが起こると私もキレたり、顔に出たりもします。
意地悪で理不尽な人や事象というのも世の中には確かにありますからね。
年齢を重ねると人間ができて丸くなるなんて私は信じていません。
ニュースなんかで高齢者の事件とかを見ると、自分も含めて人間て大して進歩しないものだなとも思います。
そういうことがある度に、他人事ではなく自分も気を付けようと思うか思わないかで、普段の言動も変わってきます。
周囲を見て、他山の石にして改善を続けてください。
日々世の中のしくみを理解しようと試み続け、仕事を通じてコミュニケーションスキルを高め、周囲の理不尽な例を自分の教訓にするということを地道に続けることがあなたの望むような生き方への王道だと私は思います。
私もそうやって日々あれこれ考えながら修行をしています。
TEXT/肉乃小路ニクヨ
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