私の、あなたによる、私のための自己肯定
そんな情けない私たちがちょっとでも情けなくなくなるためには、きっとしっかりとした自信が必要で、自信を持つためには自己肯定感が必要なはず。自己肯定感めちゃ大事。そのめちゃ大事な部分を、自分と同じように、空気に負けちゃいそうになってる人からの、モテ目線での評価に委ねるって、ちょっと危なくない?
いや、絶対危ないよ!何かいい方法はないの?ねぇ!
そこで、毎日生活していて、自分がちょっと気持ちよくなる、ホクホク嬉しくなる瞬間を探してみました。
私が最近ホクホクした瞬間は、
・改札で、切符をIC読み取りに擦り付けている外国人に「それは無理やで」と伝えた時
・お肉屋さんで「角煮を作りたいんですがどれを買えばいいですか」と聞いて、お肉屋さんが優しく教えてくれた時
でした。
ん〜なんだこれ!どういうメカニズムなんだ・・
「知らない人に親切にしたりされたりすること」が、どうやら私のホクホクに影響力がありそう。
ってことは、私の自己肯定感を高めてくれるのは知らない人ってこと?え、知らない人って誰・・知らないんだけど・・って思ったけど、確かに知らない人ってのは良さそう。
だって、「知らない」から、私が集団の中でどんな立ち位置かとかも当然知らないし、そういう先入観なく、ただそこで突発的に起きたコミュニケーションだもんね。そこで相手にありがとうって言ってもらえたり、親切にしてもらえたら、こりゃ確かに自分のこと好きになれそう!
そんなわけで、私はたった今「私の新しい自己肯定感の感じ方」を発見できました!このコラムのおかげ!ありがとう!
みなさんも是非、「私のホクホクはどんな時に起きたかな」ってところから、新しい自己肯定感を発見してみてください。そうやって、私たちはきちんと、本当の目で世界を見れる大人になっていきましょう。
TEXT/長井短
次回は<「お盆くらいは帰っておいで」大人になった私と祖父母たちとのパーティーナイト>です。
夏休みの帰省って、小さな子供のころは楽しくても成長するにつれだんだんめんどくさくなって、祖父母の実家には行かなくなったりしますよね。でも大人になってから肉親に接すると、彼らの愛情がとても深かったことに驚いたりできるんです。