「夫が出世しました」とFACEBOOKへ書く人間になるな/トイアンナ

TOFUFU トイアンナ 夫婦間系 facebook

 こんにちは、トイアンナです。結婚してから強く感じるのは「人生の主導権を手放すのって、なんて簡単なんだろう」ということ。独身のうちはキャリアを自分だけの力で切り開いていましたし「私の人生は私のもの」とハッキリ線引きできていました。

 ところが結婚してからは転勤、出世、子供と何をするにも「夫の意見」を一応聞くこととなります。前触れもなく「俺、来月から東京勤務」「あら奇遇、私も転勤で来月からブラジルだわ」なんてことになったら大事ですし、子供が欲しいからって勝手にクラブで引っ掛けた男と寝るわけにもいかない。
今まで1人で運転していた車へ、急に副操縦士が乗ってきたような気持ちです。

 そうなると、いっそ主語を「私」にしない人生も楽ちんになってしまうのです。「夫が専業になってほしいらしくて、仕事辞めます」「夫がそろそろ…って言ったから妊活」ああ、歴史年表から「私」が消されてしまう。

歴史から自分を消す最たる例がFacebook

 こうして人生の主人公を夫へ明け渡してしまった女性の最終形態を、この前見てしまいました。現場はFacebook。

「主人が課長補佐へ出世しました。夫の会社は通常33歳ごろまで係長なのですが、その慣例を破ってのトップ出世です。部門は変わらないのでこれからもXXを担当し、(略)」

……SNSなのに更新情報の主語が自分ごとじゃなく「主人」?

 子供が生まれた瞬間から子育て一色のFacebookになるのは理解できます。それが本人にとって人生で一番時間を割いているイベントになるからです。でも、夫の業務は同じ職場にいない限り間近で経験できません。夫の出世を喜ぶ気持ちは素敵ですが、自分のSNSまで侵食して友達から「いいね」されたくなるなら危険です。