恋を忘れた北川景子似36歳、初カレに風俗代を渡していた黒歴史

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 「色んな人の恋バナ聞きたい!」と女子をナンパし、5分後には酒を酌み交わすというこの企画。初のナンパとなった新橋駅で出会ったのは、≪真面目な恋愛推進ニスト のまみこさん≫ とそしてもう一人、今回お届けする、ちささんです!

ちささん、36歳エステティシャンの場合

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 長い髪にはっきりとした顔立ち。似ている芸能人は?と問われれば10人中10人が北川景子と答えるだろう。意志の強そうな気品のある顔立ちは、どうにもガード下の焼き鳥屋は似合わない。
そんな彼女が、外見に似合わない情けない声で言う。

「人を全然好きにならなくて。キュンと来ないし…どうしたらいいんだろう」

 ちささん、36歳美人は、恋を忘れてしまった女だった。

「どんな人に対しても、なにかしら悪い部分がもう予測できちゃうからなのかもしれない。クソ男な部分が見え隠れしてしまう。…もう一周まわって誰でもいいかも! うん誰でもいいよ! ホントもう誰でもいい!」

 聞いているこっちが物悲しくなってしまうようなことを繰り返す。しかもグチグチするでもなく、「もう恋できないから」と宣言して己の話はせず、まわりの人間の恋バナに最高の相槌を入れて盛り上げるちささん。
一体全体、どんな恋をしてきたんだろうか……。

「やだね、振り返ると。ろくな思い出がなくて思い出したくない」

 どうかどうかそんなシミッタレタこと言わずに聞かせてくださいと、まず初めての恋から聞いてみた。

彼氏に風俗代を手渡していた、初めての真剣恋愛

「18,19の専門生の時に付き合った人が、すごいクソ男だった。私以外にも女が沢山居て、被害者の会があるくらい。そして、私がエッチをうまく出来なかったから、お詫びで風俗行くお金を渡してたんだよね。もう、純粋だったよ私も!」

 いやいやいや、そんな笑顔で言われても! え? 風俗代を渡していた? 彼氏に? どういうことですか? 全員、詳細を聞きたくてウズウズしているのに、当のちささんはちょっと照れてまだ残っているのに次のビールを注文する。男くさい仮面を被っているけれど、実はものすごくシャイな人なんだ、この人は……。

 ちささんにとっての初めての真剣恋愛は、こんな風だった。
日本海側出身のちささんは、高校卒業後東京の専門学校に入学。そこでクラスメイトに告白され付き合いだしたのだが、その男は同じクラス内で複数の女を作っているほど猛烈にモテる人だった。そのカレと、ちささんは初めての性体験をすることになる。
でも、どうしてもちささんは抵抗を持ってしまった。

「彼のモノを見てびっくりしてしまい、とてもじゃないけど舐めるなんてこと出来なかった」

 そうしたらカレに言われた。「じゃあ、風俗行くから一万円ちょうだい」
…そんなことを言われて、疑問に思わなかったんだろうか。

「だってもう完全に好きだったし、できない自分が悪いんだと思って、自分を責めたり悩んだりした。彼も、“お前ができないからしょうがないんだぞ、お前が悪いんだぞ”的なこと言うし。それで、私のお金で風俗に行ってきてはその感想を聞かされて、反省させられてた」

 はんぱない……。風俗代を渡すのみならず、その感想まで聞かされていたなんて…。「まあ、バカになっちゃってるからね、あの頃は。もう洗脳されちゃってるようなもんだから」とケタケタと笑うちささん。
そんなにも女を惹きつけるそいつは、一体どれほどの男であったのかと、眉をひそめながら一同ちささんを問い詰める。

「TOKIOの松岡に似てて、ぎらぎらしてるけど爽やかというか。で背も180とかあって。でも東北訛り。だべ?とか語尾についちゃうの」

 あ、そりゃモテるわ。そりゃ、10代の女子はほっとかないわ、と一同思わず納得してしまった。
どんなにクソ男だろうと他のものが揃っていれば、歯止めが効かなくなる時期はある。
≫歯止めの効かない恋をしよう≪