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  • 2017.09.16

パンティーかぶり写真は、ほぼリベンジポルノ…誰しも可能性があるエロ写真流出

芸能人の不倫相手がパンツを頭に被っている写真の流出がスクープされましたが、スマホがこれだけ普及すると、いくら怖くて注意しているとはいえ、男性も女性も危険性があるのがリベンジポルノ。大泉さんもちょっと近い経験があるようです……。

避けては通れないリベンジポルノ

パンツを被って舌を出す金髪の女の子の画像
by Richard Leeming

「リベンジポルノ」という概念が一気に広がったのは、3、4年前のことだったと思います。そのくらいの時期に、逆張りの企画を考えていた某週刊誌の編集者から「大泉さんの周りの男性で、リベンジポルノに遭ったことのある人っています?」と問い合わせを受けたことがありました。

「愛人に『お前の寝顔の写真をバラまくぞ』と脅されたくらいは聞いたことがありますが、実際のセックス画像を広められた人はいないですよね。あったとしても、そもそも男性がどれくらい社会的ダメージを受けるかっていうと。SMプレイとか女装とかの特殊性癖を会社にバラされたら、それなりには損害がありそうですけど」なんて答えた覚えがあるんですが、それにしても2017年、まさかのパンティーかぶり。これ、報道写真というよりも完全にリベンジポルノに近い案件だと思うのですが。不倫相手が芸能人だというだけで、こんな写真が堂々とマスコミに流出させられることが許されてしまうのって、ちょっとどうなのって思っています。昔のブブカならばともかくのこと。

 しかし、リベンジポルノ問題。スマホがこれだけ普及し、誰でも手頃な撮影ツールを手にした今となっては、ほとんどの女子が避けて通れない問題ではないでしょうか。万が一にも絶対に流通させたくないならば、撮らせないこと、撮らないことが一番の対策になりますが、キス写真やベッドでの無防備な写真くらいはノリで撮らせてしまうこともあるだろうし、撮られること自体はむしろ楽しかったりもするのが困りものです。まがりなりにも付き合っている恋人に対して「あなたのことは信用できないんで、撮らないでもらえます?」なんてなかなか言えませんし。

 そういうわたしも、リベンジポルノではないですが、付き合っていた男性のうっかりが原因で、あやうくあられもない写真が見知らぬ人の手に渡りそうになったことがあります。

エロ写真が流出しても謝れない男

 あれはちょうど、いつかのクリスマスの時期。夜9時過ぎ頃だったでしょうか。デートを終えて、恋人の家に向かっている山手線の中での出来事でした。その日、車内は通勤ラッシュまでとはいきませんが、かなり混んでいました。

 恋人と並んで、つり革につかまって立っていたところ、彼が「あっ、あれ、プロレスラーの〇〇」と少し離れたところにある座席の男性を、こっそりと指さしてわたしに耳打ちしました。恐妻家として知られているそのレスラーは、ほんの少し赤い顔をしています。「どっかで飲んできた帰りなのかね」などとこそこそ噂話で盛り上がっているうちに、電車は乗り換えの駅に着き、人混みに押されてホームに降りたところで、彼は、背負っていたはずのショルダーバックがないことに気が付いたのです。

「あっ、鞄を電車の中に置き忘れてきた!」と焦った様子の彼に、なにか貴重品は入っていなかったかを確認すると「財布はズボンのポケットだし、携帯もあるから、たいしたものは」と言います。ひとまずほっとしたところで、ふと思い出して「デジカメは?」と尋ねると「鞄の中」というではないですか。それはまずい。なぜならば、そのデジカメの中には、昨晩撮った、わたしのちょいエロい写真が入っていたのです。

 ちょいエロとはいっても、ハメ撮りまではいかない、下着姿くらいのソフトな写真です。そして、その頃のわたしは、男性との「絡み」と「モロの乳首」と「股間」と「尻穴」以外ならばメディア露出OKと自分ルールを決めていたので、実はそのデジカメの中の画像をネットに流出させられようが、仕事先に送られようが、マニア誌に投稿されようが、ダメージはない、というのが正直なところだったのですが、それでも自分が「ここで脱ぐ」と決めた場所で脱ぐのと、意に反しての流出とでは話が違います。
「えっ、わたしの写真が入ってるやつじゃん!」と抗議の声をあげたところ、彼から返ってきたのは「俺だって悪気があったわけじゃないんだから、そうやって責めるなよ」という言葉だったのでした。

 責めているつもりはありませんでした。けれども、まずは謝ってほしいという思いもありました。だって、まがりなりにも嫁入り前の女の子の下着姿の写真ですよ。うっかり失くしていいものじゃない。だからまずはわたしに謝って、そして、駅員に頼んで探してもらう、という行動を取るのが筋のはずです。失くしたことは仕方がないけど、とにかくわたしに謝罪すべき。謝るくらい簡単なことなのに、なぜそれが出来ないのか。

 そう問いただすと「だから責めるなよ」と返ってきて延々と同じ会話のくりかえし。「悪気なくしたことだから謝らなくていい」と考えているのか、それとも、年下の女に叱られてプライドを傷つけられたことに腹を立てているのか、はたまた、謝らなくてもわたしが折れれば解決すると考えているのか……。

 結局、デジカメの入ったバッグは後日、無事に見つかりましたが、それに懲りて以来、わたしは下着姿であっても写真を撮らせるのは、やめることにしたのでした。なぜ彼が謝らなかったのか、謝れなかったのか、いまだにわかりませんが、息子は絶対に謝れる男に育てるぞ。

Text/大泉りか

次回は<子はかすがい?起爆剤?「母と父」になってめちゃくちゃ喧嘩が増えました>です。
「子はかすがい」と申しますが、大泉りかさん夫婦は、子供が生まれて喧嘩が増えたそう。夫婦喧嘩の原因はやっぱり家事と育児の分担。この前も、離乳食を始めてもあまり食べてくれないことで悩んでいた2人の、怒りの導火線に火がついて……。解決法はいったい何なのでしょう。

ライタープロフィール

大泉りか
キャバ嬢、SMショーのM女、ボディペインティングのモデルなどの経歴を経て、現在は官能小説家、ライトノベル作家。
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