まみこが今、恋愛について思うこと

 「恋愛って何だろうね?」そんな雑な問いかけに、全員で笑う。「わっかんないよねえ!」。でも、言葉を一つ一つ選ぶように、自分の過去に答え合わせするかのように、まみこさんは語る。

「色々知り過ぎちゃってどんどんモヤがかかってるけど…恋愛って経験は役に立たないよね。同じパターンなんて2度と来ないから。ただその上で、アドバイスを送るならば…悩む恋愛は絶対うまくいかないから、悩んだり相談してる時点でその恋愛は終わってるよ。あと、25から30は一番モテるから、とにかく数を打ってたくさん見といた方がいい」

 まみこさんとその友人と、編集部O崎と4人で4時間飲み続けた。初めてだからこそ言えることがある。そして初めてだからこそ、その人間が見えてくる。
4時間通して思ったのは、まみこさんは理想が軒並み外れて高いんではないかということ。それは相手の男に対してよりも、自分や「生き方」に対して。
年下の男はどうか?と問うた時にまみこさんが言った言葉がある。

「女の人って40近くなると劣化がはじまるから、それに私が耐えられなくなりそう。相手が大丈夫だよって言ってくれても自分的にダメ。それで疑ったり自己否定にいっちゃうから、年下はダメかな」

 まみこさんは、自分へ課すハードルが高いんだ。「妥協できない」という言葉を何度も繰り返していた。この「妥協」とは、相手への妥協というより、自分の生き方への妥協だ。守りたい人生への理想が、ずば抜けて高いんだと思う。

 でもそんな高い理想を感じさせない物腰の柔らかさも持っていて、いかにも今を楽しく生きている人特有の強さも持っている。そしてきっとこれからの人生も、自分で切り開き楽しくやっていくんだと思う。
だから、後腐れない関係だからこそこの言葉を言ってしまおう。

「ねえまみこさん、もう結婚しなくていいんじゃない」

 まみこさん、きっとあなたは結婚しなくていいんじゃないでしょうか。婚活、やめていいんじゃないでしょうか。やめてみたら、あなたほどの方だから、もっと人生楽しくなるんじゃないんでしょうか…。
親しい人には決して言えない、超無責任な言葉を放ってみた。

 ちなみにまみこさんとは飲み友達になり、後日飲みにも行きました。美人だからどこに一緒に行っても男性に連絡先を聞かれるけれど、「んーまあ、ねえ」と言葉を濁しています。ほらだから、そのハードル越える人現れないから! もう婚活、要らないから!!

 あまりにも愛おしい、バカが付くほど真面目なまみこさんでした。

 さて、今回私たちがお会いしたのは、まみこさんだけではありません。次回は、まみこさんのお友達・ちささんの場合が始まります。
「彼氏に風俗代を渡してた過去」「元カレ以上の人が現れない」などなど…どうかお楽しみに!街ゆく人のリアルな恋バナが、ここにある…。
≫二度とない恋をしよう≪

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