「美味しい」しか言えない状況を仕組まないで!

 グルメ男子というのは、とかく「多分これ、気に入ってくれると思うんだよね」「好きそうな店見つけたんだよ」的な発言で誘ってくることがある。
もうこの一言で、私のワクワク度は地に落ちてしまう。

 気に入ると思って?そんな言葉は要らない。
“気に入ってくれると思って”その一言で、こっちは純粋に楽しめなくなってしまう。
“美味しい”“好き”そんな言葉を、言わざるを得ないような状況をお膳立てしないでいただきたい。

 欲しい言葉は、「俺これ食べたいんだよね、だからここ行ってもいい?」だ。
この言葉で誘われた方がずっとワクワクするし、ずっと純粋に楽しめる。

 自分の好き嫌いを前面に押し出した誘い文句なんて、ワガママに写るんじゃないかと気を揉む方もいるだろう。

 いやいやいや、いやいやいや!
だって、食事の好き嫌いなんて、そんなもんものすごく繊細なことで、好きそうな料理が好きとも限らないし、好きそうなムードが必ずしも好きかも限らない。
だったら、そんな不確実なことを頑張って想像して店を探してくれるよりも、あなたが食べたいものを食べてください。
勿論その上で、「俺も食べたいこれを君にも食べさせたい」という欲求は大好きです。

 もしそれでハズレのレストランだったとしても、それなら笑って絆も深まると思う。
「ハズレだったね、あはは。じゃあ次あそこ行ってみる?」って正直に言える。
もし「気に入ると思って」なんて店に連れてかれてハズレだったら、「うわ、やべ、微妙だって言いずらい」という心が働いてしまう。

 そんな圧力に負けずに「今後のためにも正直な味覚共有をしといた方が良いか」なんて考えが働いて、「あ、これもうちょっと○○だったらもっと美味しいのにね」なんて言おうもんなら、まるでダメ出しをしているかのようになってしまう。
なんか、それ、寂しい。
「食事」において主役なのは、その料理ではなくて、その料理を食べている人間に他ならないと思うから。

  料理は主役にはなり得ないんだから、だからそこで「気に入るかと思って」なんて頑張りは要らないです。
もういっそズバッと、自分のテンションが上がるところに連れていってもらえば、こっちもきっと楽しく居れる。

 真のグルメ男子というものは、美味しいものをたくさん知っている男性なんじゃなくて、コミュニケーションを活性化させるようなお店選びをしてくれる人だろうなあ、と思う。

「私のために無理してここ選んでくれたんだろうなあ」なんてところには行きたくない。それは窮屈だ。
子供じゃないんだから、女だって、どうしても行きたい店があったら、自分から言うよ。

 分かりやすい気遣いよりも、気を遣わせない気遣いの方が、私はずっと安心できる。
さあ堂々と、自分が行きたい店に連れていってください!

Text/舘そらみ

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