キラキラ女子が格好の餌食!「本当の私」をわかってくれる港区チャラ男のディス技術/「恋愛強者」ってどんな人(4)

港区の起業家パーティから離脱する恋愛強者がいる!?

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東京都港区。地域には六本木、赤坂、麻布十番が入っており、日本一地価が高いエリアのひとつ。またの名をキラキラ女子が泉のように湧いて出る、バミューダ・トライアングル。起業で成功した男性は夜な夜な美女を夜景が見えるマンションへ召集し、宴を繰り広げるという――。

女子大生のころ、私も港区起業家のホームパーティという魔窟を見学したことがあります。しかし、部屋に入った場の空気がきらきら☆「なんだ?」と目を凝らせば、そこには絶世の美女。ジム通いが趣味にしか思えない色黒マッチョな起業家男性。そして起業家に張り付くチャラリーマンの群れ。
チャラリーマンは起業家の代わりに女子をいい気分にさせて、起業家へ提供しているわけです。や、闇しかない。巨大シャンデリア、ホームシアターに果てしなくきらめく夜景。これこそ、生まれながらに小顔と細長い脚を手に入れた者しか入場できない聖地ッ!
怖い!わしゃ田舎に帰るッ!私はそのままパーティへ背を向けました。今では下町暮らし、近くのお惣菜屋さんでコロッケを頬張る生活に落ち着いています。

しかし、容姿端麗でも港区から離脱する女子がいらっしゃいました。アヤさんは小顔に美脚、シンメトリーな目鼻立ちと、まさに港区フリーパスを持つ美女。しかも実家は四ツ谷のお嬢様でした。「港区男子の何がダメだったの?」と質問すると、怪訝な顔でアヤさんは答えました。

美女が見抜いたチャラ男のディス技術

「港区男子って……可愛い子の外見をバカにして『俺はイケてる男だからお前をいじっていい』って空気出さない?あのチャラさが嫌いなの」と。

そうなのか!?と次の港区パーティでじっくり観察したところ、確かにチャラければチャラいほど美人の顔を「え、可愛いほうなの?」とか「本当にモデルやってるの?またまた~」といじる!そして美人もまんざらでもなさそう!?

「美人だとわかってる子は、顔は褒められ慣れてるのね。で、顔をちやほやされないと『えっ!?』ってショック受けるじゃない。その後『でも、頭はいいじゃん』とか言われると『この人は顔だけじゃない』『本当の私をわかってくれてる』と思っちゃうんだよね」
な・なるほど~!初対面で、いつも褒められているところをディスられ、逆に人が褒めてくれないところを褒められると、この人は本当の私を見てくれると錯覚するんだ。チャラ男、やるな。

でも、小さいころから才色兼備でお金持ち、性格も良いアヤさんには死角が無かったのでディス魔術が効かなかったのでした……。ディスる部分がないって、すごい。逆に港区から離れられない美女は、逆に言えば外見しか武器がないので「頭がいい」とか「性格がいい」と褒められるとコロっと落ちてしまうんだとか。